授業コード | 10031300 | クラス | |
科目名 | A1群特殊講義a(新商品開発入門) | 単位数 | 2 |
担当者 | 川原 直毅 他 | 履修期 | 後期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 新商品開発入門(Basic study of New Product Development) |
授業の概要 | 商学科の学生のなかには新商品開発、新サービスなどに興味・関心を持っているのではないでしょうか。しかし、新商品開発と言っても、何をどのようにすればいいのか、単に自分が考え付いたアイデアも世の中には似たようなモノが沢山あります。なかなかオリジナリティに溢れた新商品開発は難しいのが実情です。また、このような新商品開発を具体的且つ実践的に学ぶ機会は通常の授業科目ではほとんど無い状態です。 そこで、この授業では、例えば、地域資源を活用した新商品開発、農商工連携による新商品開発、地場企業の新商品や新サービスなどの事例から、アイデアの創出、発想法、新商品開発のプロセス、売れるための仕組みづくり、そのためのブラッシュアップの仕方、広告作成などを実践的に学ぶことを目的とします。 授業担当者は、これまで大企業、中小企業の多数の新商品開発に携わり、企画からプロトタイプ、製品化まで直接アドバイスの経験があります。また、この授業では、広島の地域資源や農商工連携など、国の補助金を活用した地場企業経営者、コンサルタントが授業で講義します。 |
学習の到達目標 | 新商品開発のためのアイデアの創出法が学べる。 マーケティングの基礎知識、ツールの使い方が分かる。 アイデアの具現化ができる。新商品開発に挑戦できる。 広告が作れる。 プレゼンテーション能力が身に付く。 |
授業計画 | 第1回 | 新商品開発と市場の動向~時代を反映した日常品からブランド品まで~ |
第2回 | 消費者ニーズとウォンツの違い ~知っておくべき新商品開発の知識~ |
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第3回 | 新商品開発の事例から学ぶ ~パンの新商品開発~㈱モンテドール 杉田雅之社長 |
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第4回 | 新商品開発の発想法(1) ~新商品開発のための発想法と演習~ |
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第5回 | 地域資源を活用した新商品開発の事例研究 ㈱成研 吉村直樹氏 |
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第6回 | グループワークによるアイデア創出とプライベート・アイデア | |
第7回 | パンの新商品開発 プレゼンテーション ㈱モンテドール 杉田雅之社長 |
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第8回 | 新商品開発とプロモーションについて プロモーションの仕方と具体的手法 |
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第9回 | プロに学ぶ広告作成(1)広告・POPの役割と作成のポイント アート・グラフィックデザイナー 折重修次氏 |
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第10回 | プロに学ぶ広告作成(2)自主制作広告・POPとプロからのアドバイス アート・グラフィックデザイナー 折重修次氏 |
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第11回 | 新商品開発(1)農商工連携による新商品開発 とびしま柑橘工房 秦 利宏氏 |
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第12回 | 新商品開発(2)地域資源による新商品開発 川中醤油㈱川中敬三会長 |
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第13回 | 出野水産の新商品開発(1)私たちの食生活と練り物 ㈱出野水産 企画推進 出野恵梨 |
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第14回 | 出野水産の新商品開発(2)商品化に向けて ㈱出野水産 企画推進 出野恵梨 |
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第15回 | プレゼンテーションと評価 |
授業外学習の課題 | 新商品開発に求められる発想力、アイデアの創出のためには、毎日、自分が利用する店の商品を多角的な視点から見る習慣が必要です。特に、消費財については、テレビCM、新聞広告やチラシ広告は情報源となります。日用品、買回り品をじっくり比較すると、今まで見過ごしていたモノが見えるようになります。そのためのトレーニングが大事です。毎回、配布するレジュメの内容や専門用語、またブレーンストーミングの練習を自ら行うためにも90分程度の復習をしましょう。 |
履修上の注意事項 | この授業は、少人数のグループ・ワーク中心のゼミ形式です。そのため、前期の商学概論を履修した者が望ましい。なお、希望者多数の場合は選考とし、20名程度とします。 授業はPBL重視で常に双方向です。ただ単に話を聞くのではなく、受講生が自ら積極的に新商品を開発するという意識を持って質疑応答して下さい。また、イメージスケッチ、コンセプト・シートなどを使って見える化をします。無断欠席は認めません。【授業の進め方】この授業は小人数のため、基本的に対面授業としますが、新型コロナウイルスの影響如何によってはWeb授業にも対応するようにします。 授業中の私語は他の学生の迷惑となりますので止めて下さい。また、携帯電話、スマホは一切禁止します。このルールが守れない学生は直ちに退出を命じ、授業拒否と見なします。 |
成績評価の方法・基準 | シラバスに沿って学生ここの理解度を見ます。新商品のアイデア、発想のユニークさ、プレゼン能力、最終的にはアイデアの創出数、イメージスケッチの得点(70%)、プレゼン(20%)、実現可能性(10%)によって評価します。なお、欠席が5回以上の場合、評価の対象としません。 |
テキスト | シラバスに沿ってレジュメを配布します。これは演習ノートとしても使用して下さい。 |
参考文献 | 西川英彦編(2012)『1からの商品企画』碩学舎 |
主な関連科目 | 商学概論、ベーシック・マーケティング |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
1.授業中は常に質疑応答の時間です。分からないことがあれば、遠慮せずその場で訊きましょう。 2.授業の質問は次回の授業前に応えます。 3.疑問に思ったことがあれば、授業終了後、または研究室でも構いません。 4.学習支援センターにてオフィスアワーを別途設ける。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
商学部商学科(A1群) | FCBS11141 | 2017~2020 | 1・2・3・4 |
商学部経営学科(A1群) | FCBA11141 | 2017~2020 | 1・2・3・4 |