授業コード 10013600 クラス
科目名 上級簿記Ⅱ 単位数 2
担当者 井奈波 晃 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 日商簿記1級レベルの商業簿記(2) the first class level of the official business skill test in bookkeeping (commercial bookkeeping) (2)
授業の概要 この授業科目は、簿記原理Ⅰ・Ⅱ(日商簿記3級、個人企業を対象とする)、中級簿記Ⅰ・Ⅱ(日商簿記2級、中小会社を対象とする)、上級簿記Ⅰに連続するものであり、日本商工会議所簿記検定試験1級レベルの商業簿記を理解することを目的とします。
上場会社等の大会社の経済活動を会計処理し、財務諸表および連結財務諸表にまとめ、利害関係者にむけて公表するための技術を習得します。特に連結会計を中心に扱います。
授業では各回、取り扱う論点の概要を説明し、その後、代表的な問題を取りあげる。内容を十分に習得するために、授業外の自学自習として問題演習等を行うことが求められます。
なお、補助教材として、プリントを配付することがあります。
学習の到達目標 ・日商簿記検定1級(商業簿記)の問題を解くことができる。
・企業の経済活動を分析して、なぜそのような会計処理を行うのか、考えることができる。
・自分が行った会計処理プロセスについて、説明することができる。
・財産、特に金銭の管理の重要さについて感じる。
授業計画 第1回 講義の進め方と学習方法について
第2回 企業結合
第3回 事業分離
第4回 連結会計①(連結財務諸表の作成方法)
第5回 連結会計②(支配獲得日の連結、支配獲得日後の連結)
第6回 連結会計③(段階取得、追加取得)
第7回 連結会計④(相殺消去、引当金の修正など)
第8回 連結会計に関する総合問題
第9回 持分法
第10回 外貨換算会計
第11回 包括利益
第12回 連結会計に関する発展的な論点①(独立処理、振当処理、外貨建荷為替手形)
第13回 連結会計に関する発展的な論点②(株式交換、株式移転、持分法から連結子会社への移行)
第14回 連結会計に関する発展的な論点③(事業分離、退職給付会計)
第15回 総合問題演習
授業外学習の課題 1.簿記上の会計処理(仕訳)は、企業の経済活動を一種の記号で表現したものです。したがって企業の経済活動をしっかり理解できることが大切です(この授業で対象とする企業とは、個人企業(3級)、中小会社(2級)ではなく、上場会社を指します)。そのために、日頃から新聞(経済記事)を読み、大会社の経済活動を理解しておくことを勧めます。要するに、複式簿記の知識と大会社の経済活動の理解とを備えておく必要があります。
2.復習は必ず行って下さい。その際、参考文献に示した問題集を活用することが望ましい。
履修上の注意事項 1.上級簿記演習Ⅱを必ず履修すること。
2.日商簿記検定3級および2級(商業簿記)の内容をよく理解していること。
3.会計処理の背後にある理論に関しては、会計学原理Ⅰ・Ⅱ、財務会計論Ⅰ・Ⅱで学びます。これらも履修していること、あるいは履修することを勧めます。
4. 上級簿記Ⅰを履修していること。
5.毎時間、電卓を持参すること。
6. 授業のどこかで中間試験を実施する予定です。日程は事前にお伝えします。
7. 基準の変更等により内容が変わることがあるので、テキストは必ず最新版を使用してください。
8.履修者の理解度により、進度や計画を変更することがあります。

【対面授業】無 【非対面授業】有(同時双方向:有、オンデマンド:無、課題研究:有)
*途中でオンデマンドや課題研究に変更となる可能性があります。
成績評価の方法・基準 【期末試験】有、非対面

期末試験(70%)、中間試験(30%)を目安に総合的に評価します。
また、授業中に課題を課すことがあります。
テキスト ・TAC出版開発グループ (著), 滝澤 ななみ (監修)『簿記の教科書 日商1級 商業簿記・会計学 (3) 企業結合会計・連結会計ほか編 第7版 (みんなが欲しかった! シリーズ) 』TAC出版、2019年。
参考文献 ・TAC出版開発グループ (著), 滝澤 ななみ (監修)『簿記の問題集 日商1級 商業簿記・会計学 (3) 企業結合会計・連結会計ほか編 第7版 (みんなが欲しかった! シリーズ) 』TAC出版、2019年。
・桜井久勝著『財務会計講義(第20版)』 中央経済社、2019年。
・日本公認会計士協会、企業会計基準委員会編『会計規則集』日本公認会計士協会出版局。
※もし最新版がある場合は、そちらを使用してください。
主な関連科目 会計関連のすべての科目。
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
授業後に対応します。
URLリンク 商工会議所の検定試験

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
商学部商学科(C群) 2012~2016 3・4
商学部商学科(C3群) FCBS33302 2017~2020 3・4
商学部経営学科(C群) 2012~2016 3・4
商学部経営学科(C1群) FCBA33108 2017~2020 3・4