授業コード 10008800 クラス
科目名 地理情報システム論Ⅰ 単位数 2
担当者 金 徳謙 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 地理情報システム(GIS)の基礎 The Basic GIS
授業の概要  地理情報システム(Geographic Information System)とは、地図データと統計・観測データなどをコンピュータ上で一元的に管理することにより、地域を分析したり将来予測に役立てたりするツールです。都市計画や防災システムといった行政分野のほか、商圏分析や店舗管理、出店戦略といったマーケティング分野、観光資源の管理、観光客の行動分析といった観光分野への応用が進んでいます。身近なところでは、カーナビゲーションシステムもGISの技術を応用したものです。
 GISは、情報が氾濫する中、空間的視点から隠れている特徴を洗い出す重要なツールです。 
 本講義では、GISの概念およびGISの基本的な使い方を、フリーソフト(QGIS)を用いて学びます。
【実務経験内容:旅行会社で営業、商品企画・開発、マーケティング、ニーズ調査、外為など、旅行業全般に関する業務および旅行業の経営に16年間携わっていました。本講義の内容は商品企画・開発およびマーケティングの業務に直接関係しています。】
学習の到達目標 GISの基礎知識と基本的な使い方を身につける。
授業計画 第1回 ガイダンス
第2回 GISの理解Ⅰ(GISを理解するための考え方とGISがもつ特性の理解)
第3回 GISの理解Ⅱ(CRS、レイヤーの概念、データ別特徴の理解)
第4回 GISデータの取得Ⅰ(e-Stat(総務省統計局)のデータ)
第5回 GISデータの取得Ⅱ(国土地理院や国土交通省のデータ)
第6回 地図表現法Ⅰ(考え方と基本操作)
第7回 地図表現法Ⅱ(属性テーブルの操作)
第8回 地図表現法Ⅲ(グラフ、ラベル、ダイヤグラムなどの操作)
第9回 地図の出力Ⅰ(プリントコンポーザーの考え方と基本操作)
第10回 地図の出力Ⅱ(プリントコンポーザーの応用表現)
第11回 属性データの操作Ⅰ(結合)
第12回 属性データの操作Ⅱ(統計データなどの結合と表現)
第13回 空間解析Ⅰ(空間解析の理解とレイヤの結合、融合、分割などの操作法)
第14回 空間解析Ⅱ(バッファー、クリップ、ユニオンなどの空間解析の基本の理解と操作)
第15回 まとめおよび質疑応答
授業外学習の課題 ・ 授業後は、当日行った内容を自分ひとりでもできるように、繰り返し復習し、操作に慣れるようにしましょう。操作方法が分からない時は、テキストを参考に順に操作を行いましょう。また、どのような場面でこの操作をすることになるのか考えて下さい。
・データの取得および地図表現法については、レポート課題を課します。レポートについては授業中に指示します。
履修上の注意事項 ・テキストは、毎回必ず用意して下さい。一度でも授業を欠席すると、翌週、作業に遅れが生じて全くついていけなくなるばかりか、授業の進行を妨げ、他の履修者に迷惑をかけることになります。極力遅刻・欠席をしないよう心がけて下さい。
成績評価の方法・基準 平常点60%(出欠、授業への取り組みおよび課題)および最終レポート40%をもとに評価します。
5回以上欠席した場合は評価の対象としません。なお、遅刻2回で欠席1回とみなします。
テキスト 金徳謙著『これで使えるQGIS入門』ナカニシヤ、ISBN 978-4-7795-1435-7

※必ず入手して下さい。テキストがないと、マニュアルなしでパソコン作業をすることになるため、
 授業に全くついていけなくなります。また、操作法の復習ができなくなります。
※教材は学内生協の本屋で取り扱っています。
参考文献 授業中に指示します。
主な関連科目 GISと地理空間情報、実践観光マーケティング
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
オフィスアワーは火曜3限ですが、メールでも対応します。
また、研究室訪問も歓迎します。訪問前にメールにて在室を確認してください。
また、Google Classroom経由で随時対応します。
レポート課題や質問は、オフィスアワーまたは授業中に対応します。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
商学部商学科(C群) 2012~2016 3・4
商学部商学科(C1群) FCBS33108 2017~2020 3・4
商学部経営学科(E群) 2012~2016 3・4
商学部経営学科(D1群) FCBA34117 2017~2020 3・4