授業コード 10007500 クラス
科目名 経営管理論 単位数 2
担当者 中園 宏幸 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 経営管理の成立のその意義
授業の概要 本講義は、経営管理について2部構成で講義を行う。第一に、経営管理が必要とされるようになった理論的背景を歴史的視点から概観するものである。現在当たり前のように行われている経営管理施策がなぜ生まれたのか、その背景を理解することによって、経営管理施策の現代的意味を考えてもらうことを意図している。
第二に、経営管理論の成立過程を整理し、その後の理論展開を解説する。経営学の理論と呼ばれるものが、どのような現実の課題と理論の課題を解決しようと発展してきたのかその端緒を理解してもらうことを意図している。
本講義では、経営管理にかかわる基礎的な考え方や理論を理解してもらうために、多様なケース教材と歴史資料を用いる。
学習の到達目標 経営管理の必要性と経営管理論の成立過程について説明できるようになる。
今日的な経営管理課題について理論的な視角から分析できるようになる。
授業計画 第1回 オリエンテーション:講義の進め方
第2回 産業革命とイギリスの企業経営
第3回 事例:マクドナルド
第4回 アメリカにおける鉄道と電信の発展
第5回 近代企業の成立
第6回 大量生産体制と流通機構の発展
第7回 近代産業企業と経営の多様化
第8回 中間まとめと中間試験
第9回 取引コストと調整コスト
第10回 事業部制の戦略と組織
第11回 事例:カンパニー・メン
第12回 科学的管理と管理の原則
第13回 経営理論と組織論
第14回 組織論から戦略論の確立
第15回 期末試験と総括
授業外学習の課題 毎回、30分程度の復習を確実に行うこと。
併せて参考文献を入手して参考とすることが望ましい。
課題を課す場合は、講義当日にお知らせをする。
履修上の注意事項 本講義は、Zoomを用いて実施される。
講義中の私語については積極的に注意を行う。
講義中の写真撮影は厳禁とする。
履修者が確定した時点から座席指定を行う。
資料配布および課題の提出にはGoogle Classroomを用いる。
中間試験は、Google Classroom経由でGoogle Formsを用いて実施する。
成績評価の方法・基準 平常点(30%)、中間試験(30%)、定期試験(40%)
平常点の課題は、中間試験以前に3回、中間試験以後に3回を想定している。それぞれ5点の課題とする。採点基準は、内容理解をした上で事実関係に誤りがなく自分自身の考えが論理的に主張できている場合には5点。内容理解をした上で自分自身の考えが適切に主張できている場合には4点。内容理解をした上で自分自身の考えが主張できている場合には3点。講義内容を整理しただけのものは2点。それ以外の場合を1点とする。提出期限を過ぎたものは、期限後2時間以内に提出されたものは最大点数を3点として評価。それ以降に提出されたものはすべて未提出と同様に扱う。課題にて剽窃・盗用などの不正行為が発覚した場合はこれまでの点数蓄積にかかわらず0点評価とする。
テキスト
参考文献 フランコ アマトーリ・アンドレーア コリー(2014)『ビジネス・ヒストリー』ミネルヴァ書房。
塩次喜代明・高橋伸夫・小林敏男(2009)『経営管理【新版】』有斐閣。
鈴木良隆・大東英祐・武田晴人(2004)『ビジネスの歴史』有斐閣。
大河内暁男(2001)『経営史講義』東京大学出版会。
アンドリューマカフィー・エリックブリニョルフソン(2014)『ザ・セカンド・マシン・エイジ』日経BP。
主な関連科目 経営学総論、経営戦略論、経営組織論、経営史
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
質問・相談には講義終了後に対応する。オフィスアワーについては初回講義時にお知らせする。
各課題に対しては翌週にフィードバックを行う。中間試験も同様に翌週に解説を行う。
期末試験は、試験終了後1週間以内を目途にGoogle Classroomにて解説・講評を記したファイルを掲載する。
URLリンク Google Classroom

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
商学部商学科(E群) 2012~2016 2・3・4
商学部商学科(D1群) FCBS24101 2017~2020 2・3・4
商学部経営学科(B群) 2012~2016 2・3・4
商学部経営学科(B1群) FCBA22103 2017~2020 2・3・4