授業コード 05600491 クラス 91
科目名 初年次セミナー 単位数 2
担当者 増田 尚史 履修期 第1学期
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 心理学初年次セミナー First Year Seminar for Psychology Course
授業の概要 心理学は今まで、良い意味でも悪い意味でも、“心”という事象を詳細に定義せず使用してきた。しかし、近年の科学全般(動物行動学、遺伝学、人工知能、ロボット工学、脳科学)の発展は“心”の再定義を迫っている。このような状況を踏まえて、この授業では「修大基礎講座」と連携してグループ討論を繰り返しながら、心理学学修者が向き合わねばならない問題を理解する。
学習の到達目標 ・大学における学びに必要な学習スキルの基礎を習得し,実践することができる。
・心理学の研究スタイルや,今後,他の心理学専門科目で修得する必要のある知識,心理学学修者が向き合わねばならない問題を理解する。
・他者と適切に議論して(=他者の意見を傾聴する,自分の意見を明確に述べる,建設的な質疑応答をする),協働して問題解決に当たることができる。
授業計画 第1回 ・記述①:大学でのマスク着用の義務化に賛成か反対か?<投票>その理由は?<課題提出>
・記述②:リンゴをどのように説明するか?<課題提出>
第2回 ・アンケート結果(記述①)開示<資料提供>
・アンケート結果(記述②)開示<資料提供>
・ディベイト①(全体)「大学でのマスク着用の義務化に賛成か反対か?」
第3回 ・「学問をする理由,科学,理解の3層構造,心の因果関係など」<資料提供>
第4回 ・記述③:植物に心はあるか?その理由は?<課題提出>
第5回 ・アンケート結果(記述③)開示<資料提供>
・ディベイト②(グループ内,全体)「植物に心はあるか?」
第6回 ・「心の階層性,心の進化,遺伝子など」<資料提供>
第7回 ・記述④:なぜ大学では論文を読み書きするのか?<課題提出>
第8回 ・「論文」<資料提供>
・「論文とは,形式の重要性,引用という手続きなど」<資料提供>
・「読み書き問題集の解説」<資料提供>
第9回 ・ダメ論文の修正<課題提出>
第10回 ・記述⑤:機械は心を持つか?<課題提出>
第11回 ・討論①(グループ内,全体)「機械は心を持つか?」
第12回 「機械ができること,服従する機械,情報処理システムとしての人間,脳というモノなど」<資料提供>
第13回 ・討論②(a)(グループ内,全体)「脳の神経細胞が人工ニューロンに置き換えられたあなたは、以前のあなたのままか?」
第14回 ・討論②(b)(グループ内,全体)「あなたは脳か身体か?」
第15回 「意識というコト,機能主義など」<資料提供>
授業外学習の課題 ・ディベイト・討論で意見等を表明するために必要な各種の情報を,書籍やインターネット検索によって収集する。
・事前学習課題として「読み書き問題集」に回答する。
・以上の課題の遂行には,計60時間を要する。
履修上の注意事項 ・すべての授業をMoodleを利用したオンデマンド型の遠隔形式で実施する。
・遠隔授業における中心的課題である,記述(課題提出),ディベイト・討論などはいずれもオンデマンド型とし,一定の日程の中で自分の都合の良い時間にMoodle内のコースにアクセスして課題等を行なうこと。
・遠隔授業(Moodleを通じた課題提出,ディベイト・討論など)に参与しなければ欠席扱いとする。
・3回を超えて欠席した場合には単位を認定しない。
成績評価の方法・基準 ディベイト/討論への参加度(20点×4回=80点),ダメ論文の修正内容(20点×1回=20点)によって評価する。
テキスト 使用しない。
参考文献 適宜紹介する。
主な関連科目 「修大基礎講座」
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
授業内容に関する質問や授業の形式に関する要望などは、Moodleを通じて提出することを求め、適宜、次回の授業時間内にフィードバックする。
より複雑な事案については、事前にアポイントメントを取った上で、質問・相談をすること。
電話:082-830-1202(直通)もしくは内線3220
電子メール:hmasuda@shudo-u.ac.jp
場所は、質問・相談の内容によって,協創館8410教室もしくは3号館2階面談スペースとする。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
健康科学部心理学科(修道スタンダード科目) WSSF10206 2017~2020 1
健康科学部健康栄養学科(修道スタンダード科目) WSSF10206 2017~2020 1