授業コード 05004355 クラス 55
科目名 大学生活とキャリア形成 単位数 2
担当者 増野 洋子 他 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 大学生活とキャリア形成
授業の概要 「大学生活とキャリア形成」は、
各履修生が「自分らしい豊かな(幸福な)キャリア(人生)」を考察し、「創りだす」契機に
することを主題とした授業です。

概要は、下記の10点です。
(1)自己のキャリア(人生)を考察するために、全履修生が「課題人物」を選定し、
  その「課題人物」に関する著書を熟読します。熟読後「課題人物」のキャリアを
  分析し、自己のキャリア(人生)を創りだすために肝要な「生き抜く力」に
  ついて考察します。特に、「課題人物」の逆境時や転機等に焦点をあてます。
(2)多種多様なキャリア(人生)について考察し、
  「自分らしい豊かな(幸福な)キャリアを創りだす」契機にします。
(3)複数の課題に取り組む過程において、様々な情報を収集分析し、
  「自分らしい豊かな(幸福な)キャリアを創りだす」契機にします。
(4)自己を理解するために、これまでの約20年間のキャリア(人生)を分析します。
  特に、大学生活の重要性について考察します。
(5)「働く目的」について、複数のデータ(配布資料)を考察します。
(6)新聞の記事を1週間に1記事選び、興味をもった記事と記事の感想をまとめます。
  *授業期間中の情報(新聞記事等)に関する確認テストを行います。
  *グローバル視点(世界情勢)、経済、環境など様々な情報を知る機会を
   履修生自らが創りだします。
(7)「人生100年時代」の就職活動や就職環境について、問題意識をもつ機会を
   設けます。
(8)労働基準法について学ぶ機会を設けながら、「命」の大切さについて問題意識を
   もつ機会を設けます。
(9)5点の「キャリア理論」を学び、今後のキャリア(人生)に活かすための契機を
   創ります。
(10)授業の内容や課題を『CAREER NAVI 2020』に記述し「情報収集力」
   「情報分析力」「課題発見力」「考察力」「表現力」などを涵養します。


「変化の激しい時代」、「人生100年時代」において、平穏なキャリア(人生)を歩む
こともあれば、誰しもが想定できない厳しい辛いキャリア(人生)を経験することが
あるかも知れません。誰しも未来のキャリアは予測不能です。
そんな中、日々、漠然と過ごすキャリア(人生)では
「自分らしい豊かな(幸福な)キャリア(人生)を創りだす」ことが
出来ないかも知れません。

「大学生活とキャリア形成」の授業は、
様々なテーマを設けながら、15回すべての授業で
「自分らしい豊かな(幸福な)キャリア(人生)を創りだす」ことに着眼し
考察します。
学習の到達目標 到達目標は9点。
(1)「自分らしい豊かな(幸福な)キャリア」及び「キャリア(人生)の課題」を考察すること。
(2)大学生活と就職活動及びキャリア(人生)の関連性について考察を行い、
   自己のこれまでの大学生活を評価(自己理解)し、先々のキャリアに繋がる
   大学生活を考え明らかにすること。
(3)キャリア(人生)及び働く目的について考える契機にすること。
(4)逆境時のキャリアについて考える契機にすること。
(5)学生及び社会人として肝要なマナーを理解し実行すること。
   さらに、社会が求めている能力を涵養する機会を能動的に創りだすこと。
(6)授業を通してディプロマ・ポリシー(広島修道大学学位授与方針)の3点
  (「知識と技能」・「思考力・判断力・表現力」・「多様な人々との協創」)を
   涵養する機会を能動的に創りだすこと。
(7)複数の課題を通して、ビジネス社会で通用する文章力を涵養すること。
(8)5点のキャリア理論を今後のキャリア(人生)で活かせるようになること。
(9)国内外で起こっている様々な事象に興味関心をもち、出来ごとに関して理解を深め、
   自分軸で紹介できるようになること。
授業計画 第1回 オリエンテーション~本講義の目的、進め方、履修上の注意等~
・授業の目的と内容
・課題と成績評価
・『CAREER NAVI2020』の紹介 等
第2回 キャリア(人生)の課題① ~キャリアメッセージ~
・ラッセルの幸福論
・元ウルグアイ大統領のスピーチ 等
第3回 キャリア(人生)の課題② ~自己理解(過去・現在)~
・自己理解
・キャリアヒストリー 等
第4回 キャリア(人生)の課題③ ~働く目的とディプロマ・ポリシー~
・働く目的
・ディプロマ・ポリシー 等
第5回 キャリア(人生)の課題④ ~キャリア(人生)とキャリア理論(1)~
・トランジション 等
第6回 キャリア(人生)の課題⑤ ~キャリア(人生)とキャリア理論(2)~
・プランドハプンスタンス
・ライフキャリアレインボー
・キャリアアンカー
・キャリア構築論  等
第7回 キャリア(人生)の課題⑥ ~女性のキャリア(Kさんからのメッセージ)~
・ジェンダーギャップ指数
・ビジネスパーソンからのメッセージ
・Kさんからのメッセージ 等
第8回 キャリア(人生)の課題⑦ ~P-D-C-Aサイクルと逆境時のキャリア~
・P-D-C-Aサイクル
・逆境時のキャリア 等
第9回 キャリア(人生)の課題⑧ ~人生100年時代の就職活動とキャリア~
・人生100年時代の就職活動
・2020年度の就職戦線 等
第10回 キャリア(人生)の課題⑨ ~課題人物からキャリアを創造する~
・著名人の逆境時 等
第11回 キャリア(人生)の課題⑩ ~ケースから学ぶ労働基準法~
・労働条件の優先順位
・3点のケース(長時間労働・損害賠償・社会保険)
第12回 キャリア(人生)の課題⑪ ~ニュースの情報共有~
・ニュースの情報共有の授業目的
・ニュースの情報確認テスト
第13回 キャリア(人生)の課題⑫ ~多様なキャリア(1)~
・キャリアを創りだすためのキャリアの歩み
第14回 キャリア(人生)の課題⑬ ~多様なキャリア(2)~
・キャリア満足度100点のキャリア(パリからのメッセージ)
第15回 総括
授業外学習の課題 ①第2回・4回・5~6回・8回の授業では、授業の理解度等を確認するために、
 ミニ課題を課します(1回あたりの授業外学習時間は約60分)。
②新聞記事に関する課題(課題期間:第5回~12回の授業の7週間)
 政治、経済、社会、グローバル、地域等の情報を得るために新聞の記事を読み
 込み、感想をまとめます(1週あたりの授業外学習時間約90分)。
 *「ニュースの情報確認テスト」を実施し、授業外学習の成果を確認します。
③ディプロマ・ポリシー(課題レポート①)(授業外学習時間約90~120分)
④課題人物からキャリアを創造する(課題レポート②)(授業外学習時間約300分~)
 *全履修生は、課題人物を選定し、その人物のキャリア(人生)に関する著書を
  熟読し、複数のテーマに沿ってレポートを作成します。
 *課題人物とは、歴史上の人物、著名人、もしくは興味関心のある人物。
  今後のキャリア(人生)を考察するにあたって、多くの学びや気付きが
  感じられる人物が対象になります。詳細は、1回目の授業で説明します。
履修上の注意事項 ・Moodleを使いオンデマンド型授業を行います(非対面授業)。
*提示開始時間は9時~10時の予定です。
・資料は、授業ごとにMoodleに添付します(パワーポイント、ワードデータ等)。
*添付したパワーポイントを視聴していただきます。
・各種課題は、Moodleのトピックで紹介します。
*課題は、期限内に提出すること(期限を過ぎると受け付けません)。
*課題提出の操作を誤って下書きの状態で終わらせないこと(未提出になります)。

・『CAREER NAVI 2020』は、授業で毎回使用します。
・入学時に測定したPROGの結果を第3回目の授業で使用します。
(1年次の修大基礎講座で配布しています。)

・現在予定している授業計画は上記の通りですが、国内外の動きやキャリア視点で
 肝要な情報が発生した場合、授業の内容を再考し一部変更することがあります。
成績評価の方法・基準 1.ミニ課題(4回) 20%
2.ニュースの情報確認テスト 30%
3.課題レポート① 20%
4.課題レポート② 30%
テキスト 『CAREER NAVI 2020』
 *9月の第2週に発送します(自宅生は自宅、下宿生は下宿先)
  その他必要な資料は適宜Moodleに添付します。
参考文献 大久保幸夫『キャリアデザイン入門(1)』 日経文庫,2007年
渡辺三枝子『新版キャリアの心理学』 ナカニシ出版,2007年
阿部正浩、松繁寿和『キャリアのみかた-図で見る109のポイント-』 有斐閣,2011年
梅崎修、田澤実『大学生の学びとキャリア』 法政大学出版局,2013年
永作稔、三保紀裕編『大学におけるキャリア教育とは何か』 ナカニシ出版,2019年
古田克利『キャリアデザイン入門―自分探し、自分をつくるー』 ナカニシ出版,2019年
主な関連科目 修大基礎講座、 C2群特殊講義a(職業選択と自己実現)、
長期インターンシップA、長期インターンシップB、
長期インターンシップ事前・事後指導
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
1.質問・相談は、メールにて担当教員にお問合せください。
 担当教員のメールアドレスは、第1回目の授業とMoodleのトピックで紹介します。
2.本科目の事務担当は、Moodleの視聴環境に関しては教学センターへ、
 『CAREER NAVI2020』については、キャリアセンターにお問合せください。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
経済科学部現代経済学科(修道スタンダード科目) 2011~2016 2
経済科学部現代経済学科(修道スタンダード科目) WSSC20653 2017~2020 2
経済科学部経済情報学科(修道スタンダード科目) 2011~2016 2
経済科学部経済情報学科(修道スタンダード科目) WSSC20604 2017~2020 2