授業コード | 00019501 | クラス | 01 |
科目名 | 文化論 | 単位数 | 2 |
担当者 | 山尾 涼 | 履修期 | 前期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 文化と表象 |
授業の概要 | 〈人間〉や〈動物〉、〈善〉や〈悪〉といった言葉を耳にした際にわれわれが抱くイメージもしくは表象とは、いかにして文化の中で作り上げられて、個々人の意識へと浸透してきたのでしょうか。本講義では、21世紀に生きる人間が様々な事象または事物に対して抱く表象の根源を、現代文化及び人間像構築に影響を与えたヨーロッパの思想家たちの言説へと遡上していきます。テーマ毎に関係する人物やその著作について取り上げながら、文化と表象が生成されたプロセスを明らかにすることが目的です。講義は音声付パワーポイント動画を録画したオンデマンドで行います。 *学期末の筆記試験で不可をとらないためには、毎回必ずノートを取り、講義内容を理解して、課題を真剣に記入する必要があることを充分に理解してから受講してください。 ①本講義の第一の狙いはドイツ語圏の思想/文化に関する知識を獲得することです。しかし同時に、以下の4つの能力を向上させることも大きな目標として掲げています。 1.自ら主体的に思考する力 2.他者とコミュニケートする力 3.説得力のある発言をする力 4.論理的な日本語を書く力 |
学習の到達目標 | ①本講義で学ぶ思想的なキーワードを正しく理解して、説明できるようになる。 ②それぞれ具体的な思想家名、著作名などを挙げながら、彼らの思想が現代的な人間像及び文化的な表象に対して、いかなる影響を及ぼしたのか、自らの言葉で語る/書くことができるようになる。 |
授業計画 | 第1回 | 文化と表象とは |
第2回 | 善と悪の表象(ニーチェ):『道徳の系譜』導入 | |
第3回 | 善と悪の表象(ニーチェ):『道徳の系譜』基礎 | |
第4回 | 善と悪の表象(ニーチェ):『道徳の系譜』発展 | |
第5回 | 善と悪の表象(ニーチェ):『道徳の系譜』分析 | |
第6回 | 善と悪の表象(ニーチェ):『道徳の系譜』結論 | |
第7回 | 善と悪の表象(ニーチェ):『道徳の系譜』まとめ | |
第8回 | 禁止とタブーの表象(フロイト):『文化における不満』導入 | |
第9回 | 禁止とタブーの表象(フロイト):『文化における不満』基礎 | |
第10回 | 禁止とタブーの表象(フロイト):『文化における不満』発展 | |
第11回 | 禁止とタブーの表象(フロイト):『文化における不満』分析 | |
第12回 | 禁止とタブーの表象(フロイト):『文化における不満』結論 | |
第13回 | 禁止とタブーの表象(フロイト):『文化における不満』まとめ | |
第14回 | ニーチェとフロイト 総括 | |
第15回 | 21世紀の文化と表象 まとめのテスト |
授業外学習の課題 | 1. 講義中に配布する資料は各自で読む 2. 分からない用語は辞書で調べる (目安:週に90分程度) |
履修上の注意事項 | 学期末の筆記試験で不可をとらないためには、毎回必ずノートを取り、講義内容を理解して、ワークシートを真剣に記入する必要があることを充分に理解してから受講してください。 本講義では大学生の学びに相応しい課題を扱いますが、西洋文化批判の視点に基づく思想を紹介していきます。西洋文化批判とは、われわれの一般的な社会通念を一旦にせよ揺るがす行為にも繋がりうるため、そのことに不安を覚えたり、もしくは固定観念を揺るがされたくない者は受講を控えてください。否定的な先入観を持たず、常にオープンな姿勢で学ぶことができる者のみ受講してください。 概要で記載したように、ほぼ毎回課題を課し、場合によっては講義中に前回学んだ内容に関して当てて答えてもらうことがあります。ワークシートに記述した内容はすべて成績評価の対象となります。いい加減な内容のコメントは減点対象となります。 講義全体を通して、アクセス状況、課題提出状況及びその内容を重視します。講義はGoogleクラスルームで行います。 履修上必要なもの 1.近現代の西洋思想および文化的表象について学ぶことに対する強い知的好奇心 2.ノート(ルーズリーフ可)。必ず板書をしてください 予備知識は特に必要ありません。作家名、作品名、キーワードなどを原文で挙げた場合は日本語を併記し、また原文テクストを配布する際には拙訳を載せます。 【追記】第1回目の授業については日程調整の上、補講を行う。 |
成績評価の方法・基準 | まとめのテスト30%、補講30%、平常点(課題)40%の合計で評価をします。 |
テキスト | 必要に応じてプリントを配布します。 |
参考文献 | |
主な関連科目 | 教養講義(西洋文化論)、教養講義(ドイツ文学)、西洋文化史、上級外国語(ドイツ語)、言語と文化Ⅲ・Ⅳ、ドイツ語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
質問がある場合には、メールにて質問してください。成績に関するフィードバックを個別に求める場合には、メールで問い合わせてください。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
商学部商学科(教養科目) | - | 2008~2016 | 1・2・3・4 |
商学部商学科(教養科目) | WGEL11201 | 2017~2020 | 1・2・3・4 |
商学部経営学科(教養科目) | - | 2008~2016 | 1・2・3・4 |
商学部経営学科(教養科目) | WGEL11201 | 2017~2020 | 1・2・3・4 |
経済科学部現代経済学科(教養科目) | - | 2008~2016 | 1・2・3・4 |
経済科学部現代経済学科(教養科目) | WGEL11201 | 2017~2020 | 1・2・3・4 |
経済科学部経済情報学科(教養科目) | - | 2008~2016 | 1・2・3・4 |
経済科学部経済情報学科(教養科目) | WGEL11201 | 2017~2020 | 1・2・3・4 |
人文学部人間関係学科心理学専攻(教養科目) | - | 2008~2016 | 1・2・3・4 |
人文学部人間関係学科社会学専攻(教養科目) | - | 2008~2016 | 1・2・3・4 |
人文学部人間関係学科社会学専攻(教養科目) | WGEL11201 | 2017~2020 | 1・2・3・4 |
人文学部人間関係学科教育学専攻(教養科目) | - | 2008~2015 | 1・2・3・4 |
人文学部教育学科(教養科目) | - | 2016~2016 | 1・2・3・4 |
人文学部教育学科(教養科目) | WGEL11201 | 2017~2020 | 1・2・3・4 |
人文学部英語英文学科(教養科目) | - | 2008~2016 | 1・2・3・4 |
人文学部英語英文学科(教養科目) | WGEL11201 | 2017~2020 | 1・2・3・4 |
法学部法律学科(教養科目) | - | 2008~2016 | 1・2・3・4 |
法学部法律学科(教養科目) | WGEL11201 | 2017~2020 | 1・2・3・4 |
法学部国際政治学科(教養科目) | - | 2008~2016 | 1・2・3・4 |
法学部国際政治学科(教養科目) | WGEL11201 | 2017~2017 | 1・2・3・4 |
人間環境学部人間環境学科(教養科目) | - | 2008~2016 | 1・2・3・4 |
人間環境学部人間環境学科(教養科目) | WGEL11201 | 2017~2020 | 1・2・3・4 |
健康科学部心理学科(教養科目) | WGEL11201 | 2017~2020 | 1・2・3・4 |
健康科学部健康栄養学科(教養科目) | WGEL11201 | 2017~2020 | 1・2・3・4 |
国際コミュニティ学部国際政治学科(教養科目) | WGEL11201 | 2018~2020 | 1・2・3・4 |
国際コミュニティ学部地域行政学科(教養科目) | WGEL11201 | 2018~2020 | 1・2・3・4 |