授業コード 93106200 クラス
科目名 法制史研究Ⅰ 単位数 2
担当者 居石 正和 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 日本近代法制史文献研究
授業の概要 法制史は、法学の一分野であるとともに、歴史学とも関わりのある分野です。
受講生の関心にもとづき、日本近代法制史関連の文献を読みながら、日本の近代法史の理解をめざします。
本講義では、地方自治制度史関係の文献を読み、考察をすすめていこうと思います。各時代に関する代表的な著書・論文を扱います。政治史的な考察も加えていく予定です。
実際には、受講生と相談の上、講義を進めていきます。
学習の到達目標 1.近代日本の地方制度史の概要を把握できる。
2.地方制度に関する基本知識を身につける。
3.自治の理解を深める。
授業計画 第1回 オリエンテーション
第2回 近代日本地方自治制度史研究の把握
第3回 明治初年の地方制度(大区・小区制期)(1)
第4回 明治初年の地方制度(大区・小区制期)(2)
第5回 明治一〇年代の地方制度(三新法期)
第6回 明治地方制度の成立-市制町村制(1)
第7回 明治地方制度の成立-市制町村制(2)
第8回 明治地方制度の成立-府県制・郡制(1)
第9回 明治地方制度の成立-府県制・郡制(2)
第10回 明治地方制度の改正-初期議会期(1)
第11回 明治地方制度の改正-初期議会期(2)
第12回 明治地方制度の改正-日清戦後経営期(1)
第13回 明治地方制度の改正-日清戦後経営期(2)
第14回 大正期の地方制度改正
第15回 講義のまとめ
授業外学習の課題 事前に文献を読み、まとめてくること。
地方自治制度史研究は、政治史的な側面を強く持っています。地方自治制度と関わりながら、政党は地方支配を実現していきます。政党が中心となって進めて行く地方利益の実現と地方制度をめぐる議論の関係に注目し、法制史や政治史研究の文献を読み進めてください。
履修上の注意事項 法制史研究Ⅱもあわせて履修することが望ましい。
成績評価の方法・基準 講義への取り組み(70%)、レポート(30%)にもとづき総合的に評価する。
テキスト 適宜指示する。
参考文献 石川一三夫『近代日本の名望家と自治-名誉職制度の法社会史的研究』(木鐸社)
石川一三夫・中尾敏充・矢野達雄編『日本近代法制史研究の現状と課題』(弘文堂)
飯塚一幸『明治期の地方制度と名望家』(吉川弘文館)
その他、適宜指示する。
主な関連科目 法制史研究Ⅱ
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
講義時もしくは講義後に対応します。講義時間外においても、質問は随時受け付けます。この時は、アポをとってください。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
法学研究科M法律学専攻 2017~2019 1・2