授業コード 93104401 クラス 01
科目名 商法研究Ⅰ 単位数 2
担当者 鈴木 正彦 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 事業承継の研究
授業の概要 緊急の課題となっている中小企業の事業承継について,会社法等を中心に検討します。
会社法全般の知識を必要としますので,総論として会社法の解説を行います。
各論として,中小企業の事業承継に必要な法制度を詳しく検討します。
学習の到達目標 新聞等でもよく報道される中小企業の事業承継についてその必要性と法制度の利用の仕方について理解できること。
授業計画 第1回 ガイダンス,中小企業の事業承継問題総論,関わる法制度
第2回 事業承継の類型を知る―親族承継・親族外承継
第3回 事業承継の類型に共通する会社法の制度―株式制度と株式譲渡
第4回 非上場株式の評価
第5回 募集株式の発行(新株の発行)の仕組み
第6回 キャッシュアウト制度とその問題点
第7回 会社の機関―どのような規模の株式会社にどのような機関設計がふさわしいのか。会社法の規定の仕方を知る。
第8回 一息:これまでの議論を話し合ってみる。
第9回 事業承継税制を知る。
第10回 親族外承継の分類-従業員,他の会社
従業員の場合―MBO,LBOの仕組み
第11回 他の会社が承継先になった場合
その前に,承継を考えている会社は誰に相談したらいいのか,何を相談したらいいのかを知る。、
第12回 他の会社が承継先になった場合-事業譲渡と会社分割,違いは何か。
第13回 経営権を譲り渡す他の法制度を知る。
第14回 事業承継の流れをまとめてみる
第15回 全体のまとめ
授業外学習の課題 あらかじめ論文を読んでおく。
重要用語を調べておく。
履修上の注意事項 学部で会社法,民法財産法の授業を履修していることが必要である。
成績評価の方法・基準 平常点(50%),授業での報告(報告書の提出含む)(50%)。
テキスト 鈴木正彦他編「ワンステップ会社法」嵯峨野書院(2019)
他に必要な資料は配布します。
参考文献 江頭憲治郎 株式会社法第7版(有斐閣)
会社法判例百選(第3版)(有斐閣)
会社法の争点(有斐閣) 
田中亘 会社法(2016)
主な関連科目 商法研究Ⅱ 商法演習Ⅰ・Ⅱ,民法研究,税法研究
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
授業終了後あるいは空時間にて質問してください。また,メールでも質問や論文添削等を受け付けます(空時間及びメールアドレスは授業開始時にお知らせします)。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
法学研究科M法律学専攻 2017~2019 1・2