授業コード | 90515851 | クラス | 51 |
科目名 | 研究指導(欧米地域研究) | 単位数 | 2 |
担当者 | 船津 靖 | 履修期 | 後期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | アメリカの外交・安全保障政策(Ⅱ)The U.S.policy on diplomacy and security |
授業の概要 | 修士論文作成の準備として次のような段階を踏む。前期に脱稿した草稿を点検・検討し、発展させる。 1、アメリカ政治外交の中から<具体的な事例を伴うテーマ>を教員の指導を受けながら選ぶ。 1、研究の方法論ーー歴史記述的・実証的な研究か、大統領や国務・国防長官などの伝記的研究か、著名な学者・著作の研究か、他の事例と比較した比較政治的・歴史社会学的研究か、政治外交思想や国際政治理論の中に位置づける理論的研究か、それらをブレンドさせるかーーなどを選ぶ。この段階で仮題を決める。 1、背景となる基礎知識を獲得、確認するためのコアテキストを選び精読する。 1、深く掘り下げ独自性を出すための資料を渉猟する。 1、全体の構成を練る。「はじめに」の草稿を書く。 1、各章、節を執筆しながら構成を修正する。 1、教員の批評・添削を受けながら推敲を繰り返す。 1、最終的に徹底的な事実確認を行う。 1、「おわりに」を書く。 教員が指導できる主な守備範囲は、米ソ冷戦、核開発・不拡散・軍縮・軍備管理、対中東・旧ソ連・東アジア外交、冷戦終結、湾岸・対テロ・イラク戦争、キリスト教福音派とイスラエル・ロビー、情報機関、国際理論(リアリズム、英国学派、リベラリズム、組織論)などである。この範囲外でも院生の関心にできるだけ柔軟に対応し、可能と判断すれば指導する。 |
学習の到達目標 | 2年生は上記「授業の概要」の最終段階まで到達しなければならない。1年生も研究科教員を聴衆とする報告会で発表できるようある程度まとまりのある草稿を書き上げなければならない。原稿用紙数十枚以上の論文を書く専門知識と技術を身に付けられるようになる。英語の記事・論文・資料を活用できるようになる。 |
授業計画 | 第1回 | 前期末論文の点検 |
第2回 | 前期末論文の添削 | |
第3回 | 論文の再構成 | |
第4回 | 追加参考文献の選定 | |
第5回 | 引用・要約箇所の絞り込み | |
第6回 | 論文草稿の執筆(1) | |
第7回 | 論文草稿の執筆(2) | |
第8回 | 論文草稿の執筆(3) | |
第9回 | 論文草稿の推敲(1) | |
第10回 | 論文草稿の推敲(2) | |
第11回 | 論文草稿の推敲(3) | |
第12回 | 論文仮脱稿 | |
第13回 | ファクトチェック | |
第14回 | 結語点検 | |
第15回 | 校閲、まとめ |
授業外学習の課題 | コアテキストの学習、資料の渉猟・分析、論文の執筆・推敲、英語学習。 |
履修上の注意事項 | 前期を履修していることが必要。論文を書き上げるには強い意思と一定の学力・能力が必要。どちらかが大きく欠けていると、履修は難しいだろう。国際政治研究に必須の英語の読解力向上への強い意志が必要である。 |
成績評価の方法・基準 | 修論の場合は論文の最終的な水準で判定する。準備段階ではプロセス約30%、論文の出来栄え約70%で判定する。 |
テキスト | 院生と相談の上、指定する。 |
参考文献 | 院生と相談の上、選定する。 |
主な関連科目 | 欧米地域研究Ⅰ |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
論文、学習法、進路など幅広く対応する。授業中かメールでアポをとってください。funatsu@shudo-u.ac.jp |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
法学研究科M国際政治学専攻 | - | 2017~2019 | 1・2 |