| 授業コード | 90336500 | クラス | |
| 科目名 | 投影法特論 | 単位数 | 2 |
| 担当者 | 児玉 恵美 | 履修期 | 後期授業 |
| カリキュラム | ＊下表参考 | 配当年次 | ＊下表参考 |
| 授業題目 | 投影法特論 Special Study in Projective Technique |
| 授業の概要 | 本講義ではまず、投影法の特徴や実施の際の注意点、倫理について講義を行う。その後、具体的な投影法の検査として、文章完成法テスト、描画テストを取り上げ、その実施法や結果の見方・解釈について学ぶ。さらに、前期の演習でロールシャッハ・テストの実施法・スコアリング・結果の整理法など基礎を修得していることを前提に、受講生自らが実際にロールシャッハ・テストを実施し、総合所見を作成し、発表する。それらを通して、検査結果所見の書き方について学ぶ。 【実務経験内容：精神科の病院やクリニックなど主に医療現場にて、臨床心理面接や臨床心理査定の実施】 |
| 学習の到達目標 | 投影法検査の特徴や実施時の留意点、倫理について理解することができる。文章完成法、描画テスト、ロールシャッハ・テストの基本的な知識を身につけ、臨床現場で応用することができる。 |
| 授業計画 | 第１回 | 検査施行時、所見書作成の倫理 |
| 第２回 | 文章完成法テスト（１）実施法と理論的背景 | |
| 第３回 | 文章完成法テスト（２）結果の見方と解釈，事例検討 | |
| 第４回 | 描画テスト（１）実施法と理論的背景 | |
| 第５回 | 描画テスト（２）結果の見方と解釈，事例検討 | |
| 第６回 | 風景構成法（１）実施法と理論的背景 | |
| 第７回 | 風景構成法（２）結果の見方と解釈，事例検討 | |
| 第８回 | ロールシャッハ・テスト（１）：スコアリング、結果の整理 | |
| 第９回 | ロールシャッハ・テスト（２）：継列分析，総合的解釈 | |
| 第１０回 | ロールシャッハ・テスト所見発表（１） 第１回発表 | |
| 第１１回 | ロールシャッハ・テスト所見発表（２） 第２回発表 | |
| 第１２回 | ロールシャッハ・テスト所見発表（３） 第３回発表 | |
| 第１３回 | ロールシャッハ・テスト所見発表（４） 第４回発表 | |
| 第１４回 | ロールシャッハ・テスト所見発表（５） 第５回発表 | |
| 第１５回 | テストバッテリー |
| 授業外学習の課題 | 実際にロールシャッハ・テストを実施し、スコアリング、分析および解釈を行い、結果をまとめて発表の準備を行う。 課題に要する時間：約60時間 |
| 履修上の注意事項 | 授業には積極的に参加すること。心理検査の内容や結果を、一般に公開したり自分勝手に判断することは厳に慎むこと。 「臨床心理査定演習Ⅰ / 心理的アセスメントに関する理論と実践」を修得していなければ履修することができない。 |
| 成績評価の方法・基準 | 発表（50％）、平常点（50％）で評価する。 |
| テキスト | 片口安史『改訂 新・心理診断法』金子書房 |
| 参考文献 | 高橋雅春・高橋依子『樹木画テスト』北大路書房、佐野勝男・槇田仁『精研式 文章完成法テスト解説―成人用―』金子書房、皆藤章『風景構成法 その基礎と実践』誠信書房 他。 |
| 主な関連科目 | 臨床心理査定演習Ⅰ / 心理的アセスメントに関する理論と実践 、臨床心理査定演習Ⅱ |
| オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
質問は講義中に積極的に行うこと。その他、個別にも対応する。 課題に対するフィードバックは授業内に行う。 |
| 所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
| 人文科学研究科M心理学専攻 | － | 2018～2019 | 1・2 |