授業コード 90336000 クラス
科目名 家族心理学特論/家族関係・集団・地域社会における心理支援に関 単位数 2
担当者 内野 悌司 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 家族心理学特論/家族関係・集団・地域社会における心理支援に関する理論と実践
授業の概要 家族療法の歴史、理論、技法、進め方、及び臨床心理的地域援助(コミュニティアプローチ)の歴史、理念と目標、地域社会や集団・組織に働きかける方法論、背景理論等に関する講義を行う。そして、家族療法に関する事例論文や臨床心理的地域援助に関する論文を読み、家族療法の実際やさまざまなコミュニティアプローチについて学び、それぞれの理念、鍵概念についての理解を深める。授業では、教員の精神科病院、大学の相談機関、大学病院等での臨床心理実務経験を踏まえた実践を紹介しながら、それに基づいてディスカッション等を行う。
学習の到達目標 家族関係等の集団の関係性に焦点を当てた理解と心理支援の方法等を身につける。地域社会や集団・組織に働きかける理念や鍵概念、方法論についての理解と技法等を身につける。
授業計画 第1回 家族療法の歴史
第2回 家族療法の理論
第3回 家族療法の技法
第4回 家族療法の進め方
第5回 事例論文の検討(1)文脈療法
第6回 事例論文の検討(2)ナラティブ・アプローチ
第7回 事例論文の検討(3)ソリューション・フォーカスト・アプローチ
第8回 事例論文の検討(4)システムズ・アプローチ
第9回 事例論文の検討(5)地域精神医療の事例
第10回 事例論文の検討(6)ナラティブ・アプローチ2
第11回 コミュニティ心理学とは何か
第12回 「危機介入とコンサルテーション」に関するコミュニティアプローチ
第13回 「ソーシャルサポートとセルフヘルプ」に関するコミュニティアプローチ
第14回 「エンパワメント」に関するコミュニティアプローチ
第15回 理論と実践の協働
授業外学習の課題 授業以外の内容を積極的に調べて発表し、グループディスカッションで理解を深めます。
予習、復習にそれぞれ約1時間を要する。
履修上の注意事項 心理学専攻臨床心理学領域の学生に限られます。
成績評価の方法・基準 グループディスカッション(40%)、家族関係等の集団の関係性に焦点を当てた理解と心理支援の方法についての習熟度(30%)、地域社会や集団・組織に働きかける理念や鍵概念、方法論についての理解と技法についての習熟度(30%)。
テキスト 亀口憲治(編著)「家族療法」ミネルヴァ書房
参考文献 植村勝彦(編)「コミュニティ心理学入門」ナカニシヤ出版
主な関連科目 臨床心理学特論Ⅰ・Ⅱ、心の健康教育に関する理論と実践
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
必要な質問や相談は随時受け付けます。事前にアポイントを取ってください。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人文科学研究科M心理学専攻 2018~2019 1・2