授業コード 90334500 クラス
科目名 臨床心理査定演習Ⅱ 単位数 2
担当者 蓑﨑 浩史 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 臨床心理査定演習Ⅱ
授業の概要 本講義ではまず、心理アセスメントの意義や留意点について講義を行ったうえで、心理アセスメントで用いる検査の内、特に知能検査と発達検査を取り上げ、実施実習をとおして、実施方法、結果の整理、結果の解釈、所見の書き方について学ぶ。
なお、担当教員の実務経験として、大学附属の心理カウンセリングセンター、児童発達支援センター(旧知的障害児通園施設)、認定子ども園、市町村保健センター等において、利用者に対する心理的アセスメントに携わった経験についても、授業の中で紹介する。
学習の到達目標 心理アセスメントの意義や留意点、限界点について理解することができる。また、知能検査の実施、結果の整理及び解釈について習得することができる。
授業計画 第1回 オリエンテーション:心理アセスメントの意義と留意点
第2回 WAIS-Ⅲの概要と実施法
第3回 WAIS-Ⅲの実施1:基本検査項目
第4回 WAIS-Ⅲの実施2:補助検査項目
第5回 WAIS-Ⅲの結果の整理
第6回 WAIS-Ⅲの結果の解釈と所見の書き方
第7回 WISC-Ⅳの概要と実施法
第8回 WISC-Ⅳの実施1:基本検査項目
第9回 WISC-Ⅳの実施2:補助検査項目
第10回 WISC-Ⅳの結果の整理
第11回 WISC-Ⅳの結果の解釈と所見の書き方
第12回 新版K式発達検査2001の概要と実施法
第13回 新版K式発達検査2001の実施
第14回 田中ビネーV・WPPSI-Ⅲの概要と実施法
第15回 質問紙法、テストバッテリー
授業外学習の課題 <授業外学習に要する目安時間:全体で60時間程度>
・毎回授業の復習を行い、授業内で解消されなかった疑問点等については自分なりにも調べること。
・知能検査や発達検査に関する文献を積極的に精読すること。
・授業内で実施した検査の所見をレポートとして作成する。
履修上の注意事項 知識的な理解だけでなく、ロールプレイやグループディスカッションを取り入れて、体験的な理解や多様な視点の獲得を目指すため、自分の意見を話すなど、積極的に授業に参加すること。
成績評価の方法・基準 レポート課題(70%)、授業への参加態度(30%)
なお、レポート課題のフィードバックは授業内で行う。
テキスト 資料を配布する。
参考文献 ・藤田和弘ら(編著)『日本版WAIS-Ⅲの解釈事例と臨床研究』(日本文化科学社)
・上野一彦(監訳)『エッセンシャルズWISC-Ⅳによる心理アセスメント』(日本文化科学社)
・上野一彦ら『日本版WISC-Ⅳによる発達障害のアセスメント』(日本文化科学社)
・上野一彦(監訳)『WISC-Ⅳの臨床的利用と解釈』(日本文化科学社)
その他、授業中に適宜紹介する。
主な関連科目 臨床心理査定演習Ⅰ
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
質問は講義中に積極的に行うこと。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人文科学研究科M心理学専攻 2018~2019 1・2