授業コード | 90334300 | クラス | |
科目名 | 臨床心理面接特論Ⅱ | 単位数 | 2 |
担当者 | 蓑﨑 浩史 | 履修期 | 後期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 臨床心理面接特論Ⅱ |
授業の概要 | 本講義では、子どもを対象として行われる心理面接について学ぶ。子どもとの心理面接では、必ずしも言語が媒介となって関係性や治療プロセスが展開していくとは限らない。したがって、子どもが示す行動や表現の意味を受け取り、その意味に即した応答を返していくことが求められる。対象となる子どもの存在を尊重し、関係性や治療プロセスを展開させていくための方法論と具体的な援助技術を習得する。 なお、担当教員の実務経験として、大学附属の心理カウンセリングセンター、児童発達支援センター(旧知的障害児通園施設)、認定子ども園、市町村保健センター等において、利用者に対する心理的アセスメントや心理学的援助に携わった経験についても、授業の中で紹介する。 |
学習の到達目標 | 子どもとの心理面接における関係性及び治療プロセスを展開させるための方法論を説明することができること、また、具体的な援助技術を身につけることができることを目標とする。 |
授業計画 | 第1回 | オリエンテーション:子どもを対象とした心理面接について |
第2回 | 子どもを対象とした真理面接に関する理論 | |
第3回 | 遊びの意味 | |
第4回 | 関係性の構築 | |
第5回 | 子どもの行動の意味 | |
第6回 | 促進的な応答 | |
第7回 | 治療的な制限 | |
第8回 | 典型的な問題と対処 | |
第9回 | 治療的なプロセス | |
第10回 | 親との関係 | |
第11回 | 終結の決定 | |
第12回 | プレイルームと道具 | |
第13回 | 援助者の役割 | |
第14回 | 集団で行う子どもへの心理プログラム | |
第15回 | 集団で行う子どもへの心理プログラム:実践例 |
授業外学習の課題 | <授業外学習に要する目安時間:全体で60時間程度> ・毎回授業の復習を行い、授業内で解消されなかった疑問点等については自分なりにも調べること。 ・子どもを対象としたカウンセリングや心理療法に関する文献を積極的に精読すること。 ・レポートを課すので、授業内で学んだことについて、自分なりの考察をまとめておくこと。 |
履修上の注意事項 | 知識的な理解だけでなく、ロールプレイやグループディスカッションを取り入れて、体験的な理解や多様な視点の獲得を目指すため、自分の意見を話すなど、積極的に授業に参加すること。 |
成績評価の方法・基準 | レポート課題(70%)、授業への参加態度(30%) なお、レポート課題のフィードバックは授業内で行う。 |
テキスト | 資料を配布する。 |
参考文献 | ・山中康裕(監訳)『新版プレイセラピー 関係性の営み』(日本評論社) ・串崎真志(監訳)『プレイセラピー14の基本アプローチ』(創元社) ・三田地真美(監訳)『子育ての問題をPBSで解決しよう』(金剛出版) ・小笠原恵(編著)『発達障害のある子の問題行動解決ケーススタディ』(中央法規) ・藤野博(編著)『障がいのある子どの遊びサポートブック』(学苑社) |
主な関連科目 | 臨床心理面接特論Ⅰ |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
質問は講義中に積極的に行うこと。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
人文科学研究科M心理学専攻 | - | 2018~2019 | 1・2 |