授業コード 90328200 クラス
科目名 社会教育学演習Ⅱ 単位数 2
担当者 笹尾 省二 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 社会教育分野も含む公教育発展史についての研究
授業の概要 日本における近代公教育の発展史をみるなら、国民全体に対する初等教育の保障と指導層たるエリートの養成を担う高等教育の整備から出発した。その中間の中等教育をどのように整備していくかが、明治末以降の戦前期においては議論の的となっていた。
 本演習では、1910~30年代にかけての時期の、中等教育を主眼としたさまざまな学制改革論議、その中でもとりわけ、社会教育分野をも含みこんだ大衆的な青年期教育についての論議をとりあげ、その内容を文献研究により分析することをめざす。
学習の到達目標 過去の教育関係文献についての読解力ならびに分析力を身につける。
授業計画 第1回 さまざまな学制改革案や論議の紹介
第2回 演習参加者と協議の上、とりあげる文献とその報告担当者の決定
第3回 文献Ⅰ(公民教育~明治後期)の輪読と担当者による報告、それについての共同討議①
第4回 文献Ⅰ(公民教育~大正期)の輪読と担当者による報告、それについての共同討議②
第5回 文献Ⅰ(公民教育~昭和初期)の輪読と担当者による報告、それについての共同討議③
第6回 文献Ⅱ(青年訓練所~成立への過程)の輪読と担当者による報告、それについての共同討議①
第7回 文献Ⅱ(青年訓練所~実業補習教育との関連)の輪読と担当者による報告、それについての共同討議②
第8回 文献Ⅱ(青年訓練所~軍事教練との関連)の輪読と担当者による報告、それについての共同討議③
第9回 文献Ⅲ(青年学校~前史)の輪読と担当者による報告、それについての共同討議①
第10回 文献Ⅲ(青年学校~制度)の輪読と担当者による報告、それについての共同討議②
第11回 文献Ⅲ(青年学校~戦時体制下での推移)の輪読と担当者による報告、それについての共同討議③
第12回 文献Ⅳ(戦後改革との関連~初等教育)の輪読と担当者による報告、それについての共同討議①
第13回 文献Ⅳ(戦後改革との関連~前期中等教育)の輪読と担当者による報告、それについての共同討議②
第14回 文献Ⅳ(戦後改革との関連~後期中等教育)の輪読と担当者による報告、それについての共同討議③
第15回 まとめ
授業外学習の課題 あらかじめ配布する参考資料を、指示に従い必ず読んで、授業に出席すること。
また、毎回の授業で学習した内容を復習し、課題レポートに向けて、理解を深めていくことが求められる。
履修上の注意事項 参加者全員が文献を精読してきて、積極的に討論に参加することが求められる。
成績評価の方法・基準 担当者としての主体的な取り組み(60%)と、参加者としての貢献(40%)の程度によって総合的に評価。
テキスト 使用しない。
参考文献 必要に応じて適宜紹介する。
主な関連科目 社会教育学Ⅰ、社会教育学Ⅱ
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
毎回の授業後に受けつける。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人文科学研究科M教育学専攻 2018~2019 1・2