授業コード 90327900 クラス
科目名 社会教育学Ⅰ 単位数 2
担当者 笹尾 省二 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 日本における社会教育と公教育の関係についての史的理解
授業の概要 1920年代は、日本における中等教育の普遍化への動向の出発点であった。旧来の選良養成的な中等教育とは異なった、社会教育分野をも含みこむ、大衆的な青年期の教育の整備が問題とされたのである。
本講義では、そのような動きがどのような背景のもとに現れ、いかなる経緯をたどったのかを、戦後公教育体制との連続あるいは非連続についての視点も関係させながら、追究していく。
学習の到達目標 日本における公教育体制の発展のありようを理解する。
授業計画 第1回 1920年代の公教育体制の概要①(全体)
第2回 1920年代の公教育体制の概要②(初・中等)
第3回 1920年代の公教育体制の概要③(高等)
第4回 実業補習学校など、青少年を対象とした社会教育機関の状況①(全体)
第5回 実業補習学校など、青少年を対象とした社会教育機関の状況②(農村)
第6回 実業補習学校など、青少年を対象とした社会教育機関の状況③(都市・商業)
第7回 実業補習学校など、青少年を対象とした社会教育機関の状況④(都市・工業)
第8回 義務教育年限延長問題①(明治後期)
第9回 義務教育年限延長問題②(大正前半)
第10回 義務教育年限延長問題③(大正後期~昭和初期)
第11回 政党や諸団体の教育改革案の内容①(政友会)
第12回 政党や諸団体の教育改革案の内容②(民政党)
第13回 政党や諸団体の教育改革案の内容③(その他の諸政党)
第14回 政党や諸団体の教育改革案の内容④(経済界)
第15回 まとめ
授業外学習の課題  あらかじめ配布する参考資料を、指示に従い必ず読んで、授業に出席すること。
 また、毎回の授業で学習した内容を復習し、課題レポートに向けて、理解を深めていくことが求められる。
履修上の注意事項 少人数の講義となるので、積極的な質疑応答など、問題意識を持った参加を望む。
成績評価の方法・基準 受講態度、授業への積極的な取り組みの程度などの平常点50%およびレポート50%で総合的に評価する。
テキスト 使用しない。
参考文献 必要に応じて適宜紹介し、諸資料をプリントの形で配布する。
主な関連科目 社会教育学Ⅱ
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
毎回の授業後に受けつける。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人文科学研究科M教育学専攻 2018~2019 1・2