授業コード 90300900 クラス
科目名 食心理学Ⅱ 単位数 2
担当者 今田 純雄 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 食行動科学の実際について
授業の概要 食行動は、生物行動であると同時に学習行動であり、また社会・文化行動でもある。心理学の中では、動物心理学、知覚(味嗅覚)心理学、学習心理学、感情・動機づけ心理学、発達心理学、社会心理学、文化心理学、健康心理学、臨床心理学といった諸領域において研究されてきた。本講義では、これら多領域の研究成果に基づき、食行動の決定因を統合的に理解することを目的とする。また同時に、食行動が心理学の研究対象としていかに重要かつ魅力的なものであるかについて述べる。
 英語圏で出版されている専門領域の教科書ならびにPsycINFO等で検索抽出された専門論文を輪読し,後半では授業履修者が個々にテーマを決め発表する。
学習の到達目標 食行動科学の実際について説明できること。
授業計画 第1回 1. Ogden(2003)の紹介,輪読
第2回 2.Conner and Armitage(2002)の紹介,輪読
第3回 3. Logue(2005, 3rd)の紹介,輪読
第4回 4. Rappoport(2003)の紹介,輪読
第5回 5. McQuillan(2004)の紹介,輪読
第6回 6. Appetiteの紹介
第7回 7. International Journal of Eating Disorderの紹介
第8回 8. Body Imageの紹介
第9回 9. 履修者各自による論文紹介その1
第10回 10. 履修者各自による論文紹介その2
第11回 11. 履修者各自による論文紹介その3
第12回 12. 履修者各自による論文紹介その4
第13回 13. 履修者各自による紹介論文に対する担当者からのコメントならびに関連事項の説明その1
第14回 14. 履修者各自による紹介論文に対する担当者からのコメントならびに関連事項の説明その2
第15回 15. 総括,全体討論。
授業外学習の課題 内部および外部に設置したサーバーを用いて,E-learning課題を与える。
履修上の注意事項 食心理学Iを履修していること。また,心理学全般にわたる基礎的、基本的知識を必要とする。心理学専門文献検索ができること。
成績評価の方法・基準 少人数であるので,授業参加への積極性が評価対象となる。毎回の授業で,自分の意見を述べ,質疑応答,議論ができ,かつ課題を遂行によって評価する。
テキスト 授業中に指示する。
参考文献 「食行動の科学」今田・和田編著(朝倉書店,4200円,修大生協)
「食べることの心理学」今田純雄 有斐閣 2000円 修大生協 
「動機づけと情動」今田純雄・北口勝也 培風館 2200円 修大生協
主な関連科目
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
授業開始時にメードアドレスを教える。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人文科学研究科M心理学専攻 2018~2019 1・2