授業コード 90107600 クラス
科目名 マーケティング・リサーチ特殊研究 単位数 4
担当者 川原 直毅 履修期 年間授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 マーケティング・リサーチと消費者行動に関する研究(Study on Marketing Research and Consumer Behavior )
授業の概要 マーケティング研究のなかでも近年、特に消費者行動、とりわけ消費者購買行動に関する研究がアメリカで取りあげられている。わが国では、古くは『店頭研究と消費者行動分析』がその古典研究としてあるが、それ以降、この問題に特化した研究は極めて少ない。しかし、マーケティング研究の先行研究では、インストア・マーチャンダイジングなどにも目が向けられており、これまでの購買意思決定のメカニズムに加えて店頭における消費者の購買要因分析、購買心理からのアプローチなど多角的に研究が進められている。この現状を踏まえて、ドラスティックに変化する消費者行動、その購買行動について社会的、経済的、さらに心理的要因分析を交えて課題研究にマーケティング・リサーチのアプローチを試みる。
学習の到達目標 博士論文の作成
授業計画 第1回 研究計画について(1)問題意識の確認
第2回 研究課題について(2)新規性、独自とコンシステンシー
第3回 研究課題のオリジナリティについて
第4回 研究課題へのアプローチ(1)テーマの絞り込み
第5回 研究課題へのアプローチ(2)論文構成
第6回 研究課題へのアプローチ(3)リサーチ手法
第7回 研究課題へのアプローチ(4)オーソライズとレジュメの作成
第8回 修士論文に残された課題との整合性
第9回 修士論文に残された課題と学際的分野の相互関連性
第10回 新規テーマのFeasibilityについて(1)先行研究のSuggestion(提案、示唆)
第11回 新規テーマのFeasibilityについて(2)限定と一般性
第12回 新規テーマのキーワードとなるターム(Term)とトピック(Topics)
第13回 外国文献の先行研究のサーベイ1
第14回 外国文献の先行研究のサーベイ2
第15回 論文検索、専門誌検索とデータ収集
第16回 論文検索、専門誌検索、業界誌検索と疑問点の整理
第17回 テーマと狙いの再確認
第18回 アウトライン作成(序論→本論→結論(むすび)
第19回 Argumentation or Descriptive(議論:論争型か記述型か)
第20回 基礎的文献と周辺資料の整理・活用
第21回 ケース・スタディの取り込み(1)
第22回 ケース・スタディの取り込み(2)批判と見解、その根拠
第23回 引用と要約
第24回 ロジックによる書き方の指導
第25回 学説、本旨による一貫性、統一性の吟味
第26回 学説、本旨による整合性、独自性の吟味
第27回 文献目録の作成
第28回 本論文のディベート(1)
第29回 本論文のディベート(2)
第30回 博士論文の総括
授業外学習の課題 文献の読破については、かなり時間を要します。それ故、事前に消費者行動、購買行動に関する項目について精読しなければレジュメが作成できません。

レジュメ作成については、指導しながら進めますので必ず予習をすること。
また、特に、問題点の抽出には、独自の考え方、思考方法などが深く関係しますので、随時アドバイスします。

手順としては文献精読→ノート作成(要点の整理、問題点)→レジュメ作成の繰り返しを行うことです。
履修上の注意事項 専門的知識の理解はもとより、つねに自分自身の問題意識をもって関連付けするようにして下さい。
問題意識、疑問点については、学際的なアプローチを意識し、積極的に取り組むようにして下さい。
四半期毎のスケジュール管理をして下さい。
成績評価の方法・基準 毎回、レジュメの作成と報告を義務づける。レジュメの作成と報告は全30回を基準とし、60%の評価、また最終的には論文作成40%をもって評価する。
テキスト 近著『消費者購買行動』に関するもの。

井上崇通著『消費者行動論』同文館2012
北原明彦『消費者行動論』創成社2008
青木幸弘他著『消費者行動論』有斐閣2012
参考文献 随時、紹介する。
主な関連科目
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
1.授業時間内に毎回、質問があるか否か尋ねます。
2.授業時間以外では、研究室でも構いません。事前に連絡してください

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
商学研究科D商学専攻 2019~2019 1・2・3