授業コード | 84000900 | クラス | |
科目名 | 子どもの保健Ⅱ | 単位数 | 2 |
担当者 | 平田 香奈子 | 履修期 | 前期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 子どもの保健Ⅱ |
授業の概要 | 近年、子どもを取り巻く環境は大きく変化し、そのことが子どもたちの生活にも大きな影響をもたらしています。子どもたちが心身ともに健やかに育つためには、そのような環境を十分に配慮した支援が必要となってきます。保育者には、子どもたちの発育・発達・健康と疾病、安全などについて、基礎的な知識を持ち、その知識を子どもたちの支援に活かす力が求められます。 そこで本講義では、子どもの保健Ⅰで学んだ、子どもの発達の特性や、健康・疾病・安全の知識が、保育現場においてどのように子どもたちの発達援助として展開されているのかを学び、実践力につなげます。 授業担当者が保育園勤務時代に、担任保育者として実践した遊びの援助や発達援助の事例・視点を踏まえながら、討議をコーディネートしていきます。 |
学習の到達目標 | ①子どもの心身の健康増進を図る保健活動の意義を理解し、発達援助の方法を考えることができる。 ②子どもの身体発育や生理機能及び運動機能並びに精神機能の発達を理解し、保育内容を検討することができる。 ③子どもの疾病とその予防法及び適切な対応について保育計画を立案することができる。 ④保育における環境及び衛生管理並びに安全管理に配慮した環境構成を検討することができる。 ⑤施設等における子どもの心身の健康および安全の実施体制について理解できるようになる。 |
授業計画 | 第1回 | 保育環境整備と保健 |
第2回 | 保育現場における衛生管理① 乳幼児がかかりやすい感染症と予防 | |
第3回 | 保育現場における衛生管理② 疾病予防につながる衛生管理と保育内容 | |
第4回 | 保健指導計画の作成と展開・工夫 疾病・健康に関連する教材研究① | |
第5回 | 保健指導計画の作成と展開・工夫 疾病・健康に関連する教材研究② | |
第6回 | 保育現場における事故防止及び安全対策・危機管理 | |
第7回 | 発達を援助する保育内容の工夫と展開① ~乳児保育を中心に | |
第8回 | 発達を援助する保育内容の工夫と展開② ~未満児保育を中心に | |
第9回 | 発達を援助する保育内容の工夫と展開③ ~3歳児クラスを中心に | |
第10回 | 発達を援助する保育内容の工夫と展開④ ~4歳児クラスを中心に | |
第11回 | 発達を援助する保育内容の工夫と展開⑤ ~5歳児クラスを中心に | |
第12回 | 子どもの生活環境と課題 | |
第13回 | 子どもの心の健康とその課題 | |
第14回 | 家庭・専門機関・地域との連携 ~保護者支援を含めた保健指導の工夫① | |
第15回 | 家庭・専門機関・地域との連携 ~保護者支援を含めた保健指導の工夫② |
授業外学習の課題 | 子どもや家族を取り巻く現代的課題を、新聞記事等から探し、それを元に授業時に問題提起を学生に求める。そのため、ニュース等の話題を敏感にキャッチし、援助者当事者として考えること。 発表担当時には、2時間以上時間を割き、発表資料の作成に臨むこと。また、毎時間の課題について感じたことのレポートの作成に、30分程度かけること。 |
履修上の注意事項 | これまでに培ってきた知識を元に、発達援助としての展開を考えていく授業である。そのため、未習得の知識があるままでは、ただ保育の展開のみに意識が向いてしまう。履修中であっても、基礎的な知識の習得について常に自己省察し、学びなおしを常に行うこと。 |
成績評価の方法・基準 | 学習記録表40%、レポート課題20%、小テスト40% |
テキスト | 特に使用しない。適宜資料を配布する。 |
参考文献 | 教材として用いる絵本等、適宜授業内で紹介する。 |
主な関連科目 | 子どもの保健Ⅰ |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
教員の研究室在室時は、いつでも受け付けている。その際、メールを利用してアポイントメントを取ることが望ましい。また、授業中や授業終了後の質問を積極的に行うことが望ましい。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
人文学部教育学科(資格関連科目) | - | 2016~2017 | 3・4 |