授業コード 81110500 クラス
科目名 肢体不自由者の心理・生理・病理 単位数 2
担当者 平田 香奈子 他 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 肢体不自由のある人の心理・生理・病理的な特徴などについての概説
授業の概要 心身に障害のある幼児、児童または生徒の心理・生理・病理に関する科目。
まずは、肢体不自由を理解する上で必要となってくる人間の体のしくみについて理解する。次に、肢体不自由の障害種別ごとに、知的障害や病虚弱等を合併するケースも含め、各障害に関する病理・生理について学んでいく。併せて、肢体不自由者の身体活動時における生理反応の特性を理解する。その後、肢体不自由児の約半数を占めている脳性まひ児を中心とし、心理的な発達やコミュニケーションについて学ぶ。また、彼らがより良く生きるために必要な二次障害の予防、社会参加の促進に関することにも興味をもつ。
学習の到達目標 肢体不自由を理解するために必要な生理学、病理学についての基礎的な知識を習得することができる。
肢体不自由児について理解するために必要な心理学についての基礎的な知識を習得することができる。
肢体不自由を含めた障害を有する人がより良く生きるということの意味やそのために必要とされることを、社会的な視点も踏まえて考えることができるようになる。
授業計画 第1回 病理領域①総論
第2回 病理領域②脳性麻痺
第3回 病理領域③脊椎疾患(二分脊椎など)・筋疾患(筋ジストロフィーなど)
第4回 病理領域④骨系統疾患(軟骨無形成症など)・先天性疾患(四肢の先天奇形など)
第5回 病理領域⑤後天性疾患(外傷など)
第6回 肢体不自由とは(障害の特性と、知的障害・その他身体障害との合併)
第7回 肢体不自由者の生理反応の特性①(呼吸・循環機能)
第8回 肢体不自由者の生理反応の特性②(脳・神経機能)
第9回 肢体不自由者の生理反応の特性③(筋機能)
第10回 肢体不自由に伴う二次障害について
第11回 肢体不自由を伴う主な疾患と発達
第12回 肢体不自由児の発達とその援助(脳性まひを中心に)
第13回 肢体不自由児の発達とその援助(脊髄損傷等を中心に)
第14回 肢体不自由児の発達とその援助(切断・欠損を中心に)
第15回 肢体不自由児の発達とその援助(進行性疾患等を中心に)
授業外学習の課題 ボランティア等に積極的に参加し、実践的に肢体不自由のある子どもたちの臨床像を理解する経験をしてほしい。半期に2回以上参加することが望ましい。
履修上の注意事項 演習形式の授業であり、また、複数教員による担当科目でもあるため、履修者一人一人が主体的に、学びを重ねること。
成績評価の方法・基準 小テスト30%、振り返りワーク40%、リアクションペーパー10%
テキスト 特に使用しない。適宜資料を配布する。
参考文献
主な関連科目 肢体不自由の教育と指導
知的障害者の心理・生理・病理
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
教員の研究室在室時は、いつでも質問等を受け付ける。また、非常勤講師の担当部分の質問については、必要に応じて専任教員を通じて行うことができるようにする。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
商学部商学科(資格関連科目) 2016~2018 2・3・4
商学部経営学科(資格関連科目) 2016~2018 2・3・4
経済科学部現代経済学科(資格関連科目) 2016~2018 2・3・4
経済科学部経済情報学科(資格関連科目) 2016~2018 2・3・4
人文学部人間関係学科心理学専攻(資格関連科目) 2016~2016 2・3・4
人文学部人間関係学科社会学専攻(資格関連科目) 2016~2018 2・3・4
人文学部教育学科(資格関連科目) 2016~2018 2・3・4
人文学部英語英文学科(資格関連科目) 2016~2018 2・3・4
法学部法律学科(資格関連科目) 2016~2018 2・3・4
法学部国際政治学科(資格関連科目) 2016~2017 2・3・4
人間環境学部人間環境学科(資格関連科目) 2016~2018 2・3・4
健康科学部心理学科(資格関連科目) 2017~2018 2・3・4
国際コミュニティ学部国際政治学科(資格関連科目) 2018~2018 2・3・4
国際コミュニティ学部地域行政学科(資格関連科目) 2018~2018 2・3・4