授業コード | 81105800 | クラス | |
科目名 | 中等特別活動論 | 単位数 | 2 |
担当者 | 米沢 崇 | 履修期 | 後期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 生徒自らがよりよい学級・学校文化を創る特別活動の理論と方法 |
授業の概要 | 中等教育段階の学校における望ましい集団活動を通して、生徒の自主的・実践的な態度を育成し、自己を生かす能力を養うことを目標とする特別活動の意義や課題などについて理解を深め、学校現場における実践事例から特別活動を進めるにあたっての学校の体制や教師の指導方法について検討する。実際の授業においては、各回で特別活動をめぐるテーマや課題を設定して、グループワークやディスカッション等を取り入れる。 |
学習の到達目標 | 中等教育教員としての基礎的知識・態度を養う科目として、教育課程の領域に位置づく特別活動についての理解を深めるとともに、特別活動を進めることのできる実践的指導力の基礎を培う。以下にポイントを記す。 ①特別活動の基本的な目標や内容の概要について特質を理解できる。 ②特別活動の教育的意義や人間形成上の役割効果を理解できる。 ③自らが課題意識をもって、実践上の指導法について理解し、自己の思考を深めるとともに豊かな発想をもつことができる。 ④自主的積極的な態度で学習に取り組み、自己の経験を意識化させると共に実践化に結びついた私見をもつことができる。 ⑤特別活動を実践する上で、求められる教員としての資質・能力について、自ら養おうとする学びの態度をもつことができる。 |
授業計画 | 第1回 | 講義の概要―授業の目標と課題意識の明確化― |
第2回 | 特別活動の教育実践(教育課程)に占める位置―各教科、特別の教科 道徳、総合的な学習の時間との関連― | |
第3回 | 特別活動の目標(1)―学級活動・ホームルームを中心に― | |
第4回 | 特別活動の目標(2)―生徒会活動と学校行事を中心に― | |
第5回 | 指導にあたる教師に求められる視座 | |
第6回 | 中間テストと特別活動の内容に係る概説 | |
第7回 | 特別活動の内容と方法(1)学級活動・ホームルーム(1)―基礎的・基本的事項の確認― | |
第8回 | 特別活動の内容と方法(2)学級活動・ホームルーム(2)―年間指導計画と活動計画の具体― | |
第9回 | 特別活動の実際(模擬授業)(1)―「なすことによって学ぶ」を中心に― | |
第10回 | 特別活動の内容と方法(3)生徒会活動(1)―基礎的・基本的事項の確認― | |
第11回 | 特別活動の内容と方法(4)生徒会活動(2)―年間指導計画と活動計画の具体― | |
第12回 | 特別活動の内容と方法(5)学校行事(1)―基礎的・基本的事項の確認― | |
第13回 | 特別活動の内容と方法(6)学校行事(2)―年間指導計画と活動計画の具体― | |
第14回 | 特別活動の実際(模擬授業)(2)―「話合い」と「折り合いを付ける」を中心に― | |
第15回 | 学びの振り返り |
授業外学習の課題 | ○指定しているテキストを必ず購入し、事前に読み、内容を確認しておくこと。 ○次時の内容に関わる自己の体験を想起し、関心のあることを焦点化させておきましょう。 ○本時ごとの復習・確認をして、確かな知識理解を図ってほしいと思います。 ○常に課題意識をもって、柔軟な発想やコミュニケーションを図る力を養い、感性を磨くようにしましょう。 |
履修上の注意事項 | ○授業形式では、グループワークやディスカッション等を取り入れるため、積極的に取り組むこと。これも特別活動の教育的意義を理解する上で大切なことになります。 ○特別活動は教育課程の一領域ではありながらも、学校・学級生活を充実発展させると共に、よりよい学級づくりを促進していく豊かで多様な教育力を発揮させる教育活動でもあります。児童生徒の無限な可能性を引き出し伸長向上させる特別活動は、教育職員としての専門性や指導力を大きく育成するものです。 ○本授業用のノート・ファイルは、必ず用意してください。 ○ガイダンスから授業内容ですので、必ず出席してください。 ○原則的には、毎回、コメントシートの提出を考えています。(出席確認と授業への関心度などの診断をし、総合評価にも加味します) ○受講におけるマナーは守りましょう。(遅刻、私語、携帯電話、居眠り、本授業と関係のない別なことをするなど。) |
成績評価の方法・基準 | 中間テスト(「中学校学習指導要領 第5章 特別活動」「高等学校学習指導要領 第5章 特別活動」について)、ミニ課題、最終レポート(特別活動の基礎理論、教師の指導のあり方について)、授業態度等で総合的に評価する。 評価の割合は、中間テストに合格(80点以上)することを評価の基礎条件とし、ミニ課題25%、最終レポート50%、授業態度25%である。 |
テキスト | 1)文部科学省『中学校学習指導要領解説 特別活動編』、東山書房、2018年3月。 解説は文部科学省HP(http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/1387016.htm)からダウンロードできる。授業開始までに出版された場合は改めて指示をします。 2)文部科学省国立教育政策研究所教育課程研究センター『学級・学校文化を創る特別活動」東京書籍、2016年。 を中心に使用するので購入すること。 ※高等学校の教員を目指すものは、新しい『高等学校学習指導要領解説 特別活動編』を入手することが望ましい。 ※学習指導要領の改訂に伴い、新しい『高等学校学習指導要領解説 特別活動編』が発表された場合は改めて指示をします。 |
参考文献 | 国立教育政策研究所『評価規準の作成,評価方法等の工夫改善のための参考資料』【中学校 特別活動編】教育出版、2011年。 |
主な関連科目 | |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
非常勤講師であるため、質問・相談のある人は、yonezawa@hiroshima-u.ac.jpに連絡してください。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
商学部商学科(資格関連科目) | - | 2011~2018 | 2 |
商学部経営学科(資格関連科目) | - | 2011~2018 | 2 |
経済科学部現代経済学科(資格関連科目) | - | 2011~2018 | 2 |
経済科学部経済情報学科(資格関連科目) | - | 2011~2018 | 2 |
人文学部人間関係学科心理学専攻(資格関連科目) | - | 2011~2016 | 2 |
人文学部人間関係学科社会学専攻(資格関連科目) | - | 2011~2018 | 2 |
人文学部人間関係学科教育学専攻(資格関連科目) | - | 2011~2015 | 2 |
人文学部英語英文学科(資格関連科目) | - | 2011~2018 | 2 |
法学部法律学科(資格関連科目) | - | 2011~2018 | 2 |
法学部国際政治学科(資格関連科目) | - | 2011~2017 | 2 |
人間環境学部人間環境学科(資格関連科目) | - | 2011~2018 | 2 |
健康科学部心理学科(資格関連科目) | - | 2017~2018 | 2 |
健康科学部健康栄養学科(資格関連科目) | - | 2017~2018 | 2 |
国際コミュニティ学部国際政治学科(資格関連科目) | - | 2018~2018 | 2 |
国際コミュニティ学部地域行政学科(資格関連科目) | - | 2018~2018 | 2 |