授業コード 81102302 クラス 02
科目名 教育原理 単位数 2
担当者 宮崎 康子 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 「教育」を再考する
授業の概要  教育を人間に固有の社会的営みとして捉え、教科書の内容に加え、具体的なテキストや資料を手がかりに、「教育とはなにか」「人間(子ども)にとってなぜ教育が必要なのか」といったテーマについて、教育の基本的な理念・歴史・思想を再考する。さらに、その考えをもとに議論を通しての教育についての理解を深めていく。講義は主にパワーポイントを使用して行うが、毎回、それぞれのテーマに関わる参考資料(文献やデータ、映像などのメディア作品を含む)を紹介しながら、ワークシートを用いた省察や、受講生同士のディスカッションの時間を設ける。これにより、各回の講義内容について、受講生が主体的に学びを深めるための機会を提供することで、あらためて教育の魅力と不思議を再発見することが目指される。
学習の到達目標 1. 教育の理念・歴史・思想に関する基本的な知識を習得すること。
2. 生きた事象である教育について、学ぶ側と教える側の両方の観点から、あらためて教育の魅力と不思議について考察する。
3. 考察した内容を自分の意見として、論拠や具体例を示しつつ、相手に伝わえることができるようになること。
授業計画 第1回 オリエンテーション:授業概要説明
第2回 教育の意義と目的
第3回 子ども観・教育観の思想と歴史――中等教育を中心に
第4回 教育と人間の関係についての思想
第5回 学校はどのような時空間か――学校の歴史
第6回 日本の近代学校教育制度の誕生と変遷
第7回 中等教育における教師論の歴史
第8回 教科書と指導法をめぐる思想と実践の歴史
第9回 道徳性の育成に関わる思想と歴史
第10回 子どもの成長・発達と変容をめぐる思想史
第11回 教育内外の労働と遊びをめぐる思想
第12回 教育環境のグローバル化と多様化に関わる思想と実践
第13回 教育のメディア・リテラシーの変遷
第14回 学びと身体の関わりをめぐる思想と実践
第15回 なぜ学ぶのか(まとめ)、確認のための小テストもしくは小レポート、アンケート
授業外学習の課題 予習シートを配布するので、指示された回にはテキストの該当章を予習し、シートに必要事項を記入してくること。
履修上の注意事項  聴講ではなく、積極的な参加を期待します。授業時の態度(私語や内職の禁止)も評価の対象とします。
 また、受講状況や休講によって、シラバス記載の授業内容が前後する可能性もあります。次回授業内容についての連絡事項の確認を必ず行なってください。
成績評価の方法・基準 予習シート・授業後の考察シート(25点)、小レポート3回(25点×3回)=100%(最後の小レポートは小試験に変わる場合もあります)。以上を考慮して総合的に判断する。
テキスト 井藤元編『ワークで学ぶ教育学』(ナカニシヤ出版、2015年)
参考文献 必要に応じて適宜紹介します。
主な関連科目
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
質問・相談は、基本的に授業終了時に受け付けます。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
商学部商学科(資格関連科目) 2011~2015 1
商学部経営学科(資格関連科目) 2011~2015 1
経済科学部現代経済学科(資格関連科目) 2011~2015 1
経済科学部経済情報学科(資格関連科目) 2011~2015 1
人文学部人間関係学科心理学専攻(資格関連科目) 2011~2015 1
人文学部人間関係学科社会学専攻(資格関連科目) 2011~2015 1
人文学部人間関係学科教育学専攻(資格関連科目) 2011~2015 1
人文学部英語英文学科(資格関連科目) 2011~2015 1
法学部法律学科(資格関連科目) 2011~2015 1
法学部国際政治学科(資格関連科目) 2011~2015 1
人間環境学部人間環境学科(資格関連科目) 2011~2015 1