授業コード 81100300 クラス
科目名 自然地理学 単位数 2
担当者 熊原 康博 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 地形と人々の暮らしの関係を読む The study on relationship between Landform and human activity in Japan
授業の概要  本講義では,人間生活の土台といえる,日本各地で一般的に認められる山地・平野・変動地形などの地形の成り立ちと,そこに住む人々の特徴的な暮らしについて解説する.特に,地形と人々の暮らしの関係は,現代社会においては「自然災害」として「負」の側面が強調されがちであるが,本講義では,両者の関係の「正」の面といえる,地形を活かした暮らしを取り上げ,物事の多面的な見方・考え方を教示する.
 授業では,地図作業を積極的に取り入れることで,専門的な用語による理解にとどまらない,地形に関するイメージの知識の理解や,地形図から地形を認識できる能力を習得することをめざす.また現地の地形を観察することで理解の定着をはかる.
学習の到達目標 地形の成り立ちおよび,地形と人々の暮らしの関係について理解し,言語および視覚的なイメージによって説明できること.地形図の扱い方に習熟し,地形図の情報から地形を認識できる能力を身につける.
授業計画 第1回 第1回:講義全体のガイダンス
第2回 第2回:日本の大地形の地域的配置
第3回 第3回:日本周辺のプレートテクトニクス
第4回 第4回:山地地形
第5回 第5回:浸食地形
第6回 第6回:扇状地地形
第7回 第7回:氾濫原地形
第8回 第8回:三角州の地形
第9回 第9回:段丘地形
第10回 第10回:活断層地形
第11回 第11回:活断層と内陸地震
第12回 第12回:火山地形
第13回 第13回:火山活動
第14回 第14回:キャンパス周辺の地形を読む
第15回 第15回:街道と地形の関係
授業外学習の課題 参考文献を読んで,基本的な地形の名称とその概要を理解しておくこと.
履修上の注意事項 ・授業中に地図作業をしてもらうことがあります.
・色鉛筆を3色程度持参すること.
・中学・高校で用いた地図帳を持参すること.
・受講人数が少なければ週末にフィールドワークを行う予定です.
成績評価の方法・基準 成績は期末試験(60%),地図作業(20%),フィールドワークレポート(20%)によって総合的に判断して評価する.欠席・著しく遅れた遅刻は減点対象.
テキスト 国土地理院発行1:25000地形図「祇園」
参考文献 貝塚爽平(1992)『平野と海岸を読む (自然景観の読み方 5) 』岩波書店
松田時彦(1992)『動く大地を読む (自然景観の読み方 2) 』岩波書店
主な関連科目 地理学Ⅰ、地理学Ⅱ、人文地理学、地誌
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
質問は,授業後に随時受け付ける.

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
経済科学部現代経済学科(資格関連科目) 2011~2018 2・3・4
人文学部人間関係学科心理学専攻(資格関連科目) 2011~2016 2・3・4
人文学部人間関係学科社会学専攻(資格関連科目) 2011~2018 2・3・4
人文学部人間関係学科教育学専攻(資格関連科目) 2011~2015 2・3・4
人文学部教育学科(資格関連科目) 2016~2018 2・3・4
人間環境学部人間環境学科(資格関連科目) 2011~2018 2・3・4