授業コード 81017100 クラス
科目名 地誌Ⅱ 単位数 2
担当者 古関 喜之 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 台湾地誌
授業の概要  現在、アジアは最も活力に満ちた世界経済や文化の中心地として、大きな飛躍の時代を迎えている。本講義では、私たちにとって最も身近な国の1つである東アジア文化圏で、多民族国家の台湾を取り上げて解説する。内容は、学期の前半は地形、気候、漢民族の入植、台湾原住民など、後半では日本による台湾統治、湾生からみた日本統治時代、日本時代の農業の近代化、グローバル化に伴う台湾農業などを扱い、台湾の地域性について解説を行う。講義では講師が調査地で撮影した写真や関連するドキュメンタリー番組等を活用し、受講生が具体的に講義テーマを理解できるようにしたい。
学習の到達目標 1.台湾の地域性について理解できるようになる。
2.台湾の文化的背景と多様性についての理解力を身につけることができる。
3.日本との関係から台湾農業にかかわる問題を読み解く能力を体得する。
授業計画 第1回 ガイダンス―台湾はどんなところ?
第2回 地理的位置と自然環境
第3回 人口と民族構成
第4回 オランダ時代・明鄭時代の台湾と漢民族の入植
第5回 清朝時代の台湾開拓と漢民族の生活様式
第6回 漢民族の伝統的住宅と文化
第7回 台湾原住民の伝統と生活様式
第8回 日本の台湾進出と統治政策
第9回 台湾からみた日本統治時代
第10回 湾生(台湾生れの日本人)からみた日本統治時代
第11回 灌漑化と農業地域
第12回 戦後の台湾社会
第13回 グローバル化時代の台湾農業(1)バナナ生産地域
第14回 グローバル化時代の台湾農業(2)マンゴー生産地域
第15回 まとめと到達目標の確認
授業外学習の課題  授業前に当該地域について地図帳で位置等を確かめ、予備知識を持つようにしてほしい。授業後は、取り上げた項目について、理解を深めるように努力してほしい。
履修上の注意事項  日頃から台湾に関するニュースを注視して、台湾と中国大陸、日本との関係に関心をもってほしい。本講義では、レジュメは中国語で書かれた資料集の図表も積極的に引用しながら説明する予定である。
成績評価の方法・基準 授業中に行う小レポート(30%)、定期試験(70%)で評価する。
テキスト レジュメを使用する。
参考文献 周婉窈著、濱島敦俊監訳、石川豪・中西美貴訳『図説台湾の歴史』(平凡社、2007年)
戴寶村著、林呈蓉訳『簡明臺灣史(中日對照)』(國史館臺灣文獻館、2007年)
若林正丈『台湾』(ちくま新書、2001年)
主な関連科目
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
質問・相談は、基本的に授業終了時に受け付けます。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
経済科学部現代経済学科(資格関連科目) 2011~2018 2・3・4
人文学部人間関係学科心理学専攻(資格関連科目) 2011~2016 2・3・4
人文学部人間関係学科社会学専攻(資格関連科目) 2011~2018 2・3・4
人文学部人間関係学科教育学専攻(資格関連科目) 2011~2015 2・3・4
人文学部教育学科(資格関連科目) 2016~2018 2・3・4
人間環境学部人間環境学科(資格関連科目) 2011~2018 2・3・4