授業コード 81016900 クラス
科目名 地誌Ⅰ 単位数 2
担当者 古関 喜之 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 世界地誌と日本地誌
授業の概要  われわれの生活する地球上では、各地域が特性(地域性)をもっている。それらを科学的に明らかにし、記述する学問が地誌学である。本講義は、中学や高校の教科として地理を担当する際に不可欠な地誌的考察、地域性のとらえ方について、世界と日本の事例地域を取り上げて解説する。内容は、学期の前半は世界について地域別に自然環境、産業、歴史、民族など、後半では日本の地形・気候・産業などを扱い、多様な視点から地域の特徴について検討する。授業は毎回レジュメを配布し、地域別に地域の特性について解説を行う。レジュメには地図や表などを多く盛り込み、学生が幅広い基礎的知識を持ちながら理解力を深められるようにする。
学習の到達目標 1.地域性のとらえ方を理解し、地域特性を具体的に説明することができる。
2.世界についての幅広い基礎的知識と理解力を身につけることができる。
3.日本についての基礎的知識と理解力を身につけることができる。
授業計画 第1回 ガイダンス―地誌学の視点と方法
第2回 アジアの位置と自然環境、産業、歴史と文化
第3回 ヨーロッパの位置と自然環境、産業、社会と生活
第4回 アフリカの位置と自然環境、産業、社会と諸問題
第5回 北アメリカの位置と自然環境、産業、民族・人口
第6回 南アメリカの位置と自然環境、産業、歴史と民族
第7回 オセアニアの位置と自然環境、産業、歴史と民族
第8回 世界地誌のまとめ
第9回 日本の位置と自然環境
第10回 日本の人口・社会
第11回 日本の都市と村落
第12回 日本の農業
第13回 日本の工業
第14回 日本の商業
第15回 まとめと到達目標の確認
授業外学習の課題  各回の授業前に当該地域について地図帳で位置等を確かめ、予備知識を持つようにしてほしい。授業後は、取り上げた地域の地理的な特徴や課題について復習をし、各回の授業で示されたキーワードについて、理解を深めるように努力してほしい。
履修上の注意事項  地誌学は地域の特徴、そこで展開する様々な現象や課題、そして人々の生活や文化について考察し、地域や国の全体像を論じる学問である。日頃から身近な地域をはじめ、日本と世界各地の状況を注視してほしい。本講義では、高校で地理を履修していない学生がいることを想定し、レジュメは地理学研究の成果に加えて、高校の地理で使う資料集の図表も積極的に引用しながら説明する予定である。
成績評価の方法・基準 授業中に行う小レポート(30%)、定期試験(70%)で評価する。
テキスト レジュメを使用する。
参考文献 山村順次編『図説新・日本地理―自然環境と地域変容』(原書房、2008年)
青木栄一・北村嘉行著『世界を読む』(大明堂、2005年)
主な関連科目
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
質問・相談は、基本的に授業終了時に受け付けます。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
経済科学部現代経済学科(資格関連科目) 2011~2018 2・3・4
人文学部人間関係学科心理学専攻(資格関連科目) 2011~2016 2・3・4
人文学部人間関係学科社会学専攻(資格関連科目) 2011~2018 2・3・4
人文学部人間関係学科教育学専攻(資格関連科目) 2011~2015 2・3・4
人文学部教育学科(資格関連科目) 2016~2018 2・3・4
人間環境学部人間環境学科(資格関連科目) 2011~2018 2・3・4