授業コード 81000300 クラス
科目名 商業科教育法Ⅰ 単位数 2
担当者 玉繁 克明 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 高等学校における専門教育としての商業教育 Business Education Ⅰ
授業の概要  この授業は,高等学校学習指導要領における商業科の目標を踏まえて,商業科の教師として必要とされる知識・技術及び教職における倫理観等を身に付けることを目的とする。その際,商業科の各科目の学習内容と指導方法の習得に向けて取り組むとともに,高等学校における商業教育で育成を目指す資質・能力とは何かについて考察する場を設定する。
 また,「指導と評価の一体化」を進めることの重要性について学習し,評価活動を学習指導に生かすことで,指導の質を高めることを学習する。加えて,教科等横断的な視点で教育課程や指導計画を考察していくことで,各学校が設定する学校教育目標の実現につながることを,協議や演習を通して学習する。
【実務経験内容:高等学校教諭として商業教育に携わり,学校現場で教科指導等を行った経験を有し,かつ,教育行政の研修機関で指導主事として教師教育に携わり,商業教育の推進に従事した経験を有する教員による実践的な授業である。】
学習の到達目標 (1)高等学校学習指導要領における商業科の目標及び学習内容について,指導上の留意点を理解している。
(2)商業科教員に必要な知識・技術を身に付け,教材研究に活用することができる。
(3)商業科教員として望ましい態度及び実践的な指導力とは何かについて探究し,学習指導計画と関連付けて考察することができる。
授業計画 第1回 商業教育の意義と役割
第2回 商業教育の変遷
第3回 教科「商業」の基礎的科目の学習内容と指導方法
第4回 教科「商業」のマーケティング分野の学習内容と指導方法
第5回 教科「商業」のビジネス経済分野の学習内容と指導方法
第6回 教科「商業」の会計分野の学習内容と指導方法
第7回 教科「商業」のビジネス情報分野の学習内容と指導方法
第8回 教科「商業」の総合的科目の学習内容と指導方法
第9回 商業教育で育成を目指す資質・能力
第10回 教育課程の編成
第11回 学習指導計画作成の視点
第12回 学習指導の進め方
第13回 学習評価の進め方
第14回 商業教育におけるICT機器及び教材の活用
第15回 高等学校における商業教育の課題と展望(まとめ・試験)
授業外学習の課題 各時間の終了前に,次の時間の具体的テーマについて予告するので,事前に調べておき,次回のはじめに発表できるようにしておくこと。
履修上の注意事項 ・講義への遅刻・欠席は,教師を志す者としての資質が問われるものであることを自覚すること。
・高等学校教諭1種免許状(商業)を取得するための必修科目である。
成績評価の方法・基準 「授業への取組(60%)」及び「定期試験(40%)」を目安に総合的に評価する。
○授業への取組(60%)
 毎時間の学習内容の理解及び教育に関する記事や事前に予告したテーマ等の学習課題への取組状況を客観的に評価する。
・「知識・技術の習得」:小テスト,ポートフォリオ評価(20%)
・「知識・技術を活用し,課題発見・解決につなげる力」:ポートフォリオ評価(20%)
・「主体的かつ協働的に取り組む態度」:ディスカッション,プレゼンテーション(20%)
○定期試験(40%)
・「知識・技術」に関する問題(10%)
・「思考力・判断力・表現力」に関する問題(30%)
 習得した知識・技術の活用力を見取ることで,実践的な指導力の評価につなげる。
※ なお,合理的な理由と認められない欠席は,減点対象となります。
テキスト 文部科学省(平成22年5月)『高等学校学習指導要領解説商業編』実教出版 ¥496
文部科学省(平成31年)『高等学校学習指導要領解説商業編』実教出版 ¥804
参考文献 ・岡田修二(2011年4月)『教職必修最新商業科教育法』実教出版
・文部科学省『高等学校学習指導要領』
・中央教育審議会(平成28年12月)「幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善及び必要な方策等について(答申)」
主な関連科目 教職関連科目
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
授業内容についての質問や相談は,授業の中で時間を取り,クラス全体のものとして共有する。
オフィスアワーは,火曜日の15:00-16:30とする。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
商学部商学科(資格関連科目) 2011~2017 3
商学部経営学科(資格関連科目) 2011~2017 3
経済科学部経済情報学科(資格関連科目) 2011~2017 3