授業コード | 70008306 | クラス | 06 |
科目名 | 基礎演習 | 単位数 | 2 |
担当者 | 矢田部 順二 | 履修期 | 後期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 地域の国際化を考える:「となりの外国人」とわかり合うには? Intercultural Understanding in Our Town |
授業の概要 | 2018年秋、にわかに政治課題になった「外国人労働者受入拡大問題」ですが、定住外国人以外にも、現在の日本社会には多くの外国人が、働き、学んでいます。たんに労働力として扱うのではなく、「となりの外国人たち」と共存し、住みやすい地域を作るにはどうしたらいいのか、このゼミでは考えます。 具体的には指定する教材の分析を通じて、異文化理解の要点を押さえ、さらに在留外国人の法的問題や外国人受入の現状と課題などを学びます。その上で、実際に現場に出て、日本に来ている留学生(本学への留学生や学外の留学生)と交流し、その体験から、彼らが日本に来た理由や、日本社会の受け入れの問題、地域の国際化の現状と課題を考えます。 座学と実践を通して、異なる社会出身の「隣人」とわかり合うために、われわれは何を考え、何をすべきなのか知るきっかけとしてください。 |
学習の到達目標 | ①テキストやみずから検索した資料を読みこなし、問題の背景を把握することができる。 ②体験活動に真摯に取り組み、異文化コミュニケーションから、課題を探ることができる。 ③テキストの報告や交流活動を元に、補足資料を検索しながら、レポートをまとめることができる。 |
授業計画 | 第1回 | (1)ガイダンス |
第2回 | (2)文献研究①:異文化コミュニケーション | |
第3回 | (3)文献研究②:異文化コミュニケーション | |
第4回 | (4)文献研究③:外国人労働者問題 | |
第5回 | (5)文献研究④:外国人労働者問題 | |
第6回 | (6)文献研究⑤:日本における留学生 | |
第7回 | (7)訪問交流事前学習① | |
第8回 | (8)訪問交流事前学習② | |
第9回 | (9)学外学習:訪問交流① | |
第10回 | (10)学外学習:訪問交流② | |
第11回 | (11)学外学習:訪問交流③ | |
第12回 | (12)学外学習:訪問交流④ | |
第13回 | (13)ふり返りと課題の整理① | |
第14回 | (14)ふり返りと課題の整理② | |
第15回 | (15)まとめ *上記授業計画は、学外学習先の都合等で変更することがある。 |
授業外学習の課題 | ①毎回次回の課題が与えられるので資料を読みこなし読書ノートをつけて授業に臨む。 ②レジュメ作成など、授業外学習の時間に準備する。(①と②で、90分程度) ③訪問交流の4回については、毎回、Moodle上で、活動記録をつける。(各回30分程度) |
履修上の注意事項 | ①教室内の報告時には、報告者はプレゼンソフトとレジュメを使って発表します。 ②交流活動のための教室外の行事もおこないます。ゼミ学習に貢献する積極的な参加態度を重視します。 ③教材分析をする際は読書ノート、交流実習の際は活動報告の提出を求めます。(読書ノートは教室で配付します) ④出欠の取扱いは、欠席は3回まで、無断欠席は2回でセミ生失格とします。通院等の場合は相談すること。 ⑤授業時間とは異なる時間帯に交流実践が組まれることもあるのであらかじめ承知してください。 ⑥留学生との交流については相手先のあることなので、マナーに気をつけて取り組んでください。 |
成績評価の方法・基準 | 学期末にレポートを提出します(2000字程度)。そのレポートを40%、および読書ノート・活動報告の提出が30%、また日頃の参加態度(予習の程度、プレゼンの内容、議論への参加、ゼミへの貢献)を30%によって総合的に評価します。 |
テキスト | 原沢伊都夫『異文化理解入門』研究社、2013年。 このほか、教室で資料を配付します。 |
参考文献 | 履修者の関心、地域の国際化に関する社会の動向などを見て、適宜、教室で紹介します。 |
主な関連科目 | 体験実践A(IGL)、体験実践論 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
授業が終わった後に、質問と相談に応じます。 木曜日の昼休みをオフィスアワーとするほか、メールによって教員に連絡を取ってください(連絡先は授業時に伝達します)。 |
優れている | やや優れている | やや努力を要する | 努力を要する | |
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文献研究の内容 | 資料の内容を正確かつ深く読み込み、正確に要旨を把握した | 資料の内容をおよそ理解し、要旨もだいたい把握できた | 資料の内容理解にむらがあり、要旨のとらえ方が不十分である | 資料の内容理解に誤りがあり、要旨の把握も間違っている |
報告とプレゼン | レジュメと提示資料の特性を活かした工夫がされ、惹きつけるプレゼンができた | レジュメと提示資料を整えることができ、資料に頼ったプレゼンがされた | レジュメと提示資料が不十分で、重複も多く、プレゼンも不十分だった | レジュメと提示資料の準備ができず、プレゼンも支離滅裂であった |
訪問交流の準備 | 訪問交流の目標を明確に設定でき、交流に必要な準備を十分にできた | 訪問交流の目標設定はしたが、交流準備にやや不十分さがあった | 訪問交流の目標設定があいまいで、交流準備もほぼ不十分である | 訪問交流の目標設定ができず、交流準備も何もできなかった |
訪問交流時の態度 | マナーを十分わきまえ、明るく積極的であり、異文化への敬意があった | 最低限のマナーを守り、一通りの会話はできたが、やや積極性に欠けた | マナーに欠けるところがあり、コミュニケーションも途切れがちであった | 相手に対する敬意がなく、コミュニケーションにも非常に消極的だった |
体験からの課題発見 | 学外学習の体験を踏まえ、外国人留学生の抱える課題を正確に把握できた | 学外学習の体験から、外国人留学生の課題は見つけたが、やや曖昧だった | 学外学習の体験から課題を考察したが、あまり課題発見につながらなかった | 学外学習の体験を活かせず、外国人留学生の課題を全然発見できなかった |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
国際コミュニティ学部国際政治学科(演習科目) | FGGP20801 | 2018~2019 | 2 |