授業コード 64006406 クラス 06
科目名 卒業基礎ゼミ 単位数 2
担当者 嶋本 文雄 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 卒業ゼミ(Basic seminar for graduation thesis) 生活習慣病の病理
授業の概要 これまでの教育課程で修得した知識と技能を総合して実験や調査を行い、専門領域に対する深い理解を求めるとともに、研究の進め方や研究方法論の基礎を学ぶことを目標とします。
具体的には、学生が関心をもっている指導教員の専門研究領域を選び、指導教員とともに、その領域に関する文献レビューを行って最新の研究成果などを学びます。自らの研究テーマを決定し、研究計画の立案、予備実験、予備調査等を実施し、卒業ゼミの準備を行います。
この研究室では、生活習慣病の病理について、日本人の死因の頻度の一番高いガン、とくに食生活に関する消化器癌について、その病理発生さらに予防について研究します。
(なおあくまでも15回の内容と回数は目安であり、時間、日程により変更することがあります)
学習の到達目標 ①調査・研究のための文献検索ができる。
②調査・研究のテーマを決定できる。
③調査・研究遂行のための計画書(プロトコル)が作成できる。
授業計画 第1回 生活習慣病
1)成人病と生活習慣病
第2回 生活習慣病
2)生活習慣病の疫学的特性
第3回 生活習慣病
3)メタボリックドミノ
第4回 肥満ラットにおける発癌(1)人の肥満における生活習慣病発生の機序とメタボリックドミノについてDMH誘発大腸癌における高脂肪食ラットの病理学的考察
第5回 肥満ラットにおける発癌(2)DMH誘発大腸癌における高脂肪食ラットの病理学的考察
第6回 コーヒーと発癌予防(1)コーヒーのヒトでのがん予防効果
第7回 コーヒーと発癌予防(2)DMH発癌ラットでのコーヒー予防効果
第8回 ファイトケミカルと発癌予防(1)野菜におけるファイトケミカルの生理的作用
第9回 ファイトケミカルと発癌予防(2)ファイトケミカルのDMH発癌ラットにおける大腸癌予防効果
第10回 適度のアルコール摂取と発癌予防(1)適度のアルコール摂取による人の生活習慣病予防効果
第11回 適度のアルコール摂取と発癌予防(2)適度のアルコール摂取によるDMH発癌大腸癌の影響について
第12回 ラクトフェリンと発癌予防; ラクトフェリンの生理作用とDMH誘発大腸癌への予防効果について
第13回 運動によるマイオカインと発癌予防;マイオカインの生理的作用とDMH誘発大腸癌への効果
第14回 アスタキサンチンと発癌予防;アスタキサンチンの生理的作用とDMH誘発大腸癌への効果
第15回 電磁波における発癌(1)電磁波暴露における人体(小児、成人)への影響(日本、欧米の疫学)
          (2)妊娠ラットにおける電磁波暴露によるその胎児ならびにその子孫への影響
授業外学習の課題 抄読会の論文は、多くは英語の論文なるので、少しずつ英語の論文に慣れておくようにする。
履修上の注意事項 「卒業基礎ゼミ」は、卒業論文(報告書)としてまとめるための4年次配当「卒業ゼミ」の準備であることから、「卒業ゼミ」とセットとなり、両科目でゼミを変更することは原則として認められません。また、ゼミによって許容できる人数にも限界がありますので、事前(ゼミ配属決定作業まで)に関心のあるゼミ担当者の研究室等を訪問し、想定される調査・研究内容の展望や方針について理解したうえで、最終決定に臨んでください。
なお、本授業は卒業論文等を作成するための研究活動(実験・実習・データ処理・調査活動等)を要しますが、これらの活動は90分の授業時間内で完結できるものではなく、時間割表記外での実施が必須となります。
成績評価の方法・基準 卒業ゼミの開始からはじまる週1回の卒業研究報告会(卒業ゼミ15回)に必ず出席し、各自の研究の経過、問題点等、さらにその後の予定を報告し、毎回割り振られた各自の研究テーマ論文の抄読会をする。
最終的に卒業論文を提出する。
テキスト 各自のテーマごとにきめる
参考文献 Kumar etal, Basic Pathology
主な関連科目 卒業ゼミ、解剖生理、臨床医学I,II,III
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
担当教官が研究室に在籍しているときは、いつでも対応する。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
健康科学部健康栄養学科(ゼミナール) FHNU40201 2017~2017 3・4