授業コード | 64004600 | クラス | |
科目名 | 公衆栄養学Ⅰ | 単位数 | 2 |
担当者 | 酒元 誠治 | 履修期 | 後期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 公衆栄養学Ⅰ(Public nutrition Fast step) |
授業の概要 | 公衆栄養学は、集団や地域における人々の健康・栄養状態や社会・生活環境の特徴に基づいて,健康の保持・増進と疾病予防を図るための活動に必要な理論と方法を研究する学問である. 「公衆栄養学Ⅰ」では,公衆栄養学の総論として,公衆栄養の概念と活動、健康・栄養問題の現状と課題(社会環境と健康・栄養問題,健康状態の変化,食事の変化等),諸外国の健康・栄養問題の現状、そしてこれらを踏まえた日本および諸外国での健康・栄養政策等を学修する.また,栄養情報の収集・分析・管理の基礎として,公衆栄養活動で行われる栄養疫学調査や食事摂取量の測定および評価方法等について学ぶ. |
学習の到達目標 | 前半では,健康・栄養問題について,我が国および諸外国の状況を理解する. 中盤では,公衆栄養活動に関係する法律が制定された趣旨を理解すると共に,保健・医療・福祉システムの関連を理解する. 後半では,公衆栄養活動は科学的根拠に基づいたものであることが求められ,評価に耐えうるplan→do→check→actのプロジェクト・サイクルを学び,ライフステージ別の活用についての理解を深める. |
授業計画 | 第1回 | 公衆栄養の概念と公衆栄養活動 |
第2回 | 戦後から現代までの時系列で学ぶ社会環境と健康・栄養問題と健康状態の変化 | |
第3回 | 戦後から現代までの国民健康栄養調査結果に学ぶ食事の変化と食環境の変化 | |
第4回 | 諸外国の健康・栄養の現状(開発途上国における栄養の二重苦他)と栄養施策 | |
第5回 | 戦後から現代までの時系列で学ぶ我が国の食糧需給とこれからの食環境づくり | |
第6回 | 衛生法規にみる保健・医療・福祉システム | |
第7回 | 公衆栄養関連法規と管理栄養士・栄養士制度 | |
第8回 | 国民健康・栄養調査の実施方法。各種指針とガイドライン | |
第9回 | 我が国の健康増進基本指針と地方健康増進計画 | |
第10回 | 健康日本21の評価からみた公衆栄養活動 | |
第11回 | 健康日本21(第二次)からみた公衆栄養活動の方向性 | |
第12回 | 公衆栄養計画の策定(plan)の実際 | |
第13回 | 公衆栄養計画の実施(do)の実際 | |
第14回 | 公衆栄養計画の評価(check・act)の実際 | |
第15回 | 公衆栄養計画の展開(ライフステージ別)とその方向性 |
授業外学習の課題 | 管理栄養士・栄養士が法律で規定された職種であることから,その資格を有した後に生じる義務に関してグループで討議を行ったうえで,その結果をレポートとして提出すること.広島県における地方健康増進計画について、プロジェクト・サイクルの視点で整理を行い,グループで討議を行ったうえで,その結果をレポートとして提出する. |
履修上の注意事項 | 公衆栄養分野への就職の有無にかかわらず,管理栄養士養成施設を卒業した学生としての知識と教養を有した学生に単位を与える. |
成績評価の方法・基準 | 出席状況はもとより,参加型の授業に対する積極的な態度は,授業中に行う質問への回答等で50%程度の評価を行う.学力評価は、授業内小テストと理解度に応じたレポートの提出により、公衆栄養学に関する知識と理解度による評価を行う. 出席回数が10回に満たない場合には評価の対象としない。 |
テキスト | 古野純典 等 編『健康・栄養科学シリーズ「公衆栄養学」最新版』(南江堂) |
参考文献 | 藤澤良知 編著『栄養・健康データハンドブック 最新版』(同文書院) |
主な関連科目 | 応用栄養学、栄養教育論、公衆栄養学Ⅱ、公衆栄養学実習. |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
研究室での口頭対応(事前のアポイントメント不要)が可能、また疑問が生じた時にはメール(ssakemot@alpha.shudo-u.ac.jp)による質問にも対応する. |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
健康科学部健康栄養学科(公衆栄養学) | FHNU30501 | 2017~2018 | 2・3・4 |