授業コード 64003200 クラス
科目名 応用栄養学Ⅰ 単位数 2
担当者 鍛島 尚美 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 応用栄養学Ⅰ(Applied Nutrition Ⅰ)
授業の概要 応用栄養学分野の概論として、1)身体状況や栄養状態に応じた栄養管理のための基本指針となる「食事摂取基準」の基本的な考え方や各指標の概念、2)食事摂取基準を活用するための理論と方法に沿って、個人または集団への栄養ケア・マネジメントを実施するための基礎情報となる身体計測、臨床検査、臨床診査、食事調査等「栄養アセスメント」の基本について学びます。これらによって、とくに一次予防(疾病予防、介護予防)に繋がる栄養ケア・マネジメントを行うための基礎知識を修得するとともに、栄養の専門職としての自覚を持たせることを目的とします。
学習の到達目標 ①栄養ケア・マネジメントの基礎となる考え方を理解し、その遂行に必要な栄養状態の評価・判定(栄養アセスメント)の考え方や方法について説明できるようになる。
②「日本人の食事摂取基準」の目的と策定の基本方針、活用のための理論と方法について説明できるようになる。
授業計画 第1回 ガイダンス、栄養ケア・マネジメントの概念とプロセス
第2回 栄養スクリーニング、栄養アセスメント
第3回 栄養アセスメント指標と栄養調査データの評価
第4回 食事調査法
第5回 食事摂取量の把握
第6回 栄養ケア・マネジメント計画・実施の概要
第7回 食事摂取基準の基本的考え方
第8回 食事摂取基準策定の基礎理論
第9回 食事摂取基準各論(1)推定エネルギー必要量
第10回 食事摂取基準各論(2)推定平均必要量
第11回 食事摂取基準各論(3)推奨量、目安量、耐容上限量
第12回 食事摂取基準各論(4)目標量
第13回 食事摂取基準活用の基礎理論(1)食事摂取基準各指標の活用方法
第14回 食事摂取基準活用の基礎理論(2)個人・集団を対象とした食事摂取基準の活用
第15回 食事摂取基準活用の基礎理論(3)食事摂取基準と栄養成分表示の関連
授業外学習の課題 テキストの指定された箇所を読み、予習課題に取り組んでください(所要目安時間30分)。予習課題は学期途中、学期末に提出を求めます。課題の内容は授業中に確認します。
授業後は、Moodle上の復習問題を解き、解説を読んでください(所要目安時間30分)。
履修上の注意事項 期末試験を受験するためには、3分の2以上の出席を必要とします。
特別な事情がない限り、授業中の私語、途中退出、スマホ操作等は控えてください。
成績評価の方法・基準 期末試験(40%)、中間試験(40%)、課題への取り組み(20%)で総合的に評価します。
出席確認は厳正に行い、遅刻・欠席は相応に減点します。
テキスト 森基子・玉川和子 他著『応用栄養学(第10版)ライフステージからみた人間栄養学』(医歯薬出版)
参考文献 菱田明・佐々木敏 監修『日本人の食事摂取基準(2015年版)』(第一出版)
薗田勝 編『栄養科学イラストレイテッド 生化学 第3版』(羊土社)
山内有信 編著『かんたん栄養学 第3版』(三恵社)
本田佳子 他編『栄養科学イラストレイテッド 臨床栄養学 基礎編 改訂第2版』(羊土社)
医歯薬出版 編『日本食品標準成分表2015版(七訂)』(医歯薬出版)
主な関連科目 生化学、基礎栄養学、応用栄養学Ⅱ・Ⅲ、臨床栄養学、公衆栄養学、栄養教育論、給食経営管理論
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
授業後に直接またはメールにて質問・相談に応じます。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
健康科学部健康栄養学科(応用栄養学) FHNU30201 2017~2018 2・3・4