授業コード 64001200 クラス
科目名 解剖生理学Ⅰ 単位数 2
担当者 嶋本 文雄 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目   生体の構造と機能(I) Structural and functional Biology(I)
授業の概要 正常な人体の構造と機能について、細胞小器官、組織、器官・臓器を系統的・包括的に病理診断医としての実務経験を交えながら説明します。「解剖生理学Ⅰ」では、人体の仕組みの全体像を捉えた後、人体を構成するさまざまな臓器に共通する要素(細胞、細胞小器官、生体膜、上皮、細胞の増殖と分化等)について学びます。さらに、各器官の特徴を肉眼的、細胞組織学的に形態と機能の観点から、①消化器系(口腔・舌・歯・胃等)②循環器系(心臓・血管・リンパ系など)、③腎・尿路系(腎臓、腎杯、腎盤等)、④内分泌系に分けて学修します。
[実務経験内容:医療機関による病理診断]
学習の到達目標 ①管理栄養士として必要な人間の構造と機能の両者を系統的に理解する。
②各組織・器官の連携によって、人間のいろんな営みを行っていることを理解する。
授業計画 第1回 オリエンテーション 解剖生理学について
第2回  細胞の構造と機能および人体を構成する4つの組織
第3回 体内の膜(奨膜、粘膜、結合識の膜)と皮膚の構造、機能
第4回 皮膚の付属器と体熱産生・体温
第5回 血液の成分とその機能(造血、凝固、線溶並びに血液型を含む)
第6回 循環器系-①(心臓の構造と機能)
第7回 循環器系-②(血管の形態と機能、リンパ系)
第8回 消化器系-①(胃、小腸、肝臓の構造と機能)
第9回 消化器系-②(胆嚢、膵臓の構造と機能)
第10回 消化吸収-①(糖質、脂質、たんぱく質の消化と吸収)
第11回 消化吸収-②(ビタミン、水の吸収、大腸の構造と機能、排便)
第12回 泌尿器系-①(腎臓の構造と組織)
第13回 泌尿器系-②(尿の生成と体内調節)
第14回 内分泌系-①(ホルモンの一般的特徴)
第15回 内分泌系-②(内分泌器官の構造と機能)
授業外学習の課題 小テストを実施しますので、テキストの学習達成チェック並びに必ずテキストの予習、復習をすること。
履修上の注意事項 ①管理栄養士国家試験において、この講義は、「人体の構造と機能」の領域にあたりますので、十分理解するように努力しなければいけません。
②3回以上の欠席は、定期試験の資格はありません。
成績評価の方法・基準 定期試験(70%)、小テスト(20%)、授業への取り組み姿勢(10%)。
テキスト 林正健二 編者『解剖生理学』(メディカ出版)
参考文献 藤田恒雄 著『入門人体解剖学』(南江堂)
主な関連科目 生化学、解剖生理学Ⅱ、解剖生理学実験、臨床医学、基礎栄養学、応用栄養学、臨床栄養学
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
特にオフィスアワーはなく、研究室にいるときは、質問・相談に対応します。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
健康科学部健康栄養学科(人体の構造と機能及び疾病の成り立ち) FHNU20211 2017~2019 1・2・3・4