| 授業コード | 64001101 | クラス | 01 |
| 科目名 | 生化学実験 | 単位数 | 1 |
| 担当者 | 武藤 徳男 | 履修期 | 前期授業 |
| カリキュラム | ＊下表参考 | 配当年次 | ＊下表参考 |
| 授業題目 | 生化学実験 Experiment in Biochemistry |
| 授業の概要 | 生化学の講義で学んだ知識を管理栄養士業務に活用できるよう、ヒト体内における生理的反応に関連した実験を行います。具体的には、生体内の代謝は酵素を触媒とする化学反応であるため、代表的な酵素を用いてその働きを実際に確認し，その反応機構を分子レベルで理解する。実験においては、まず生化学実験の基本操作について学び、次いで酵素の化学（酵素活性の温度・時間・pH依存性、反応速度論）や活性発現のしくみを学ぶ。これにより生体内での代謝調節のための化学反応を理解することができるようになる。さらに、生化学的測定手段による食品アレルゲンの検出やタンパク質の分子解明などの実験も行い、生体反応におけるタンパク質の機能と構造の巧妙さにも触れる。 |
| 学習の到達目標 | ①生化学実験の基本操作を習熟する。 ②酵素の特性（活性条件）を理解し、結果の表し方や解析の方法について理解する。 ③体内栄養素代謝に関わる酵素反応の原理（反応速度論・活性阻害）を理解する。 |
| 授業計画 | 第１回 | オリエンテーション（諸注意、機器・器具類の取扱等） |
| 第２回 | アミラーゼによるデンプンの消化（反応時間と至適温度） | |
| 第３回 | ペプシンやトリプシンによるタンパク質の消化（至適pH） | |
| 第４回 | 酵素の生化学的性質(1)－反応速度論 | |
| 第５回 | 酵素の生化学的性質(2)－活性の阻害と様式 | |
| 第６回 | 酵素の活性調節－補酵素等の関与 | |
| 第７回 | 食品アレルゲンの生化学的検出法－酵素免疫測定法 | |
| 第８回 | タンパク質の生化学的性質の解析－電気泳動による分子量測定 | |
| 第９回 | ― | |
| 第１０回 | ― | |
| 第１１回 | ― | |
| 第１２回 | ― | |
| 第１３回 | ― | |
| 第１４回 | ― | |
| 第１５回 | ― |
| 授業外学習の課題 | 事前に実験書を熟読して、自分が実際に行う操作手順を実験ノートに書きだし、理解しておくこと。また、各自得られた実験結果を正しく理解して、レポート作成と提示された課題に取り組むこと。 |
| 履修上の注意事項 | 私語や途中退室など、受講マナーを守らない行為は厳禁とする。また、実験は自らが直接取り組むことが目的であるため、基本的に欠席しないようにする。実験の安全上、服装（履物を含む）や機器・器具・試薬の取扱の注意事項を厳守する。 |
| 成績評価の方法・基準 | 実験ごとのレポートおよび課題への取り組み（60％）と実験中の参加態度（40％）によって総合的に評価する。 |
| テキスト | 実験書（プリントまたはプリントを製本したもの） |
| 参考文献 | 薗田勝編『栄養科学イラストレイテッド 生化学』（羊土社） 近藤義和他『食物と栄養の科学10 栄養生理・生化学実験』（朝倉書店） 青峰正裕他『イラスト 解剖生理学実験』（東京教学社） |
| 主な関連科目 | 生化学、解剖生理学、臨床医学、基礎栄養学、応用栄養学、臨床栄養学、公衆衛生学 |
| オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
授業前・実験中・授業後等で随時受け付ける。 |
| 所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
| 健康科学部健康栄養学科（人体の構造と機能及び疾病の成り立ち） | FHNU20203 | 2017～2018 | 2･3･4 |