授業コード 63007500 クラス
科目名 福祉心理学 単位数 2
担当者 蓑﨑 浩史 履修期 第3学期
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 福祉心理学(Psychology for Social Welfare)
授業の概要 本講義では、社会福祉における理念や制度、児童福祉、家庭福祉、高齢者福祉、障がい者福祉などの各福祉分野における活動について紹介しながら、福祉現場において生じる心理社会的問題について、近年トピックとして取り上げられることも多い虐待や認知症なども取り上げながら、その心理学的背景を理解するためのアセスメントの方法や、心理学的支援の方法、多職種連携について学ぶ。
なお、担当教員の実務経験として、児童発達支援センター(旧知的障害児通園施設)、認定子ども園、市町村保健センター等において、利用者に対する心理的アセスメントや心理学的援助に携わった経験についても、授業の中で紹介する。
学習の到達目標 社会福祉の理念や制度について説明することができること、各福祉分野における活動及び心理社会的諸問題について説明することができること、福祉における心理アセスメントや心理学的支援について説明することができることを目標とする。
授業計画 第1回 オリエンテーション:福祉心理学とは
第2回 社会福祉の歴史と動向
第3回 社会福祉の制度と福祉活動における倫理
第4回 社会福祉の理念と福祉現場における活動の基本
第5回 児童福祉分野における活動
第6回 家庭福祉分野における活動
第7回 高齢者福祉分野における活動
第8回 障がい者福祉分野における活動
第9回 福祉における心理アセスメント1:発達のアセスメント
第10回 福祉における心理アセスメント2:情緒・行動面のアセスメント
第11回 福祉における心理アセスメント3:認知機能のアセスメント
第12回 福祉における心理学的支援1:遊戯療法、家族療法
第13回 福祉における心理学的支援2:行動療法、社会生活技能訓練(SST)
第14回 児童虐待及び高齢者虐待の理解と支援
第15回 認知症の理解と患者及び介護者への支援
授業外学習の課題 <授業外学習に要する目安時間:全体で60時間程度>
・配布プリントに基づいて毎回授業の復習を行うこと。
・レポート及び試験を課すので、授業内で学んだことについて、自分なりの考察をまとめておくこと。
・授業内で解消されなかった疑問点等については自分なりにも調べておくことが望ましい。
・授業内で紹介した文献は図書館等で確認することが望ましい。
履修上の注意事項 知識的な理解だけでなく、できる限りロールプレイやグループディスカッションを取り入れて、体験的な理解や多様な視点の獲得を目指すため、自分の意見を話すなど、積極的に授業に参加することが必要となる。
成績評価の方法・基準 中間レポート(20%)、期末試験(40%)、リアクション・ペーパーの内容(25%)、授業への参加態度(15%)
テキスト 資料を配布する。
参考文献 太田信夫(監修)『福祉心理学』(北大路書房)
主な関連科目 障害者・障害児心理学、臨床心理学概論、発達臨床心理学、心理的アセスメント、発達心理学
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
質問は講義中に積極的に行うこと。また、リアクション・ペーパーに書かれた質問には、可能な限り次回の講義の冒頭で回答する。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
健康科学部心理学科(心理) FHPS24008 2018~2019 1・2・3・4