授業コード | 63006402 | クラス | 02 |
科目名 | 心理学的支援法 | 単位数 | 2 |
担当者 | 更科 友美 | 履修期 | 前期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 心理学的支援法 |
授業の概要 | 栄養カウンセリングを修得する前段階として、カウンセリングの姿勢を理解して基礎的な応答技法を修得することと、行動変容のしくみを理解して支援の現実的なイメージをもつことをめざします。栄養教育・栄養指導の際に、相手の心理的な流れを理解し、相手に届く支援ができるようになることが目標です。そのため、この授業では、ロールプレイやシミュレーション事例を用いて体験しながら考えたり、意見交換をしながら多角的に理解を深める、といったアクティブな学習プロセスを重視します。また、管理栄養士には自身の健康管理も必要とされますので、臨床心理学の理論や技法を自分の体験にひきつけて考え、メンタルヘルスの向上に役立ててもらいたいと思います。 |
学習の到達目標 | 1)カウンセリングの基本的な姿勢、倫理が説明できる。 2)基本的な応答技法の特性を理解し、使い分けることができる。 3)相手の心理的な流れを視野に入れながら、応答を選択していくことができる。 4)心理学的な理論を用いたアセスメントや支援計画の立て方が理解できる。 5)行動変容の技法について体験的に理解し、自分の言葉で説明できる。 |
授業計画 | 第1回 | カウンセリングの基本姿勢1 クライエントの体験 |
第2回 | カウンセリングの基本姿勢2 カウンセラーの仕事 | |
第3回 | 応答技法の基礎1 傾聴(かかわり行動) | |
第4回 | 応答技法の基礎2 共感(感情の反映) | |
第5回 | 応答技法の基礎3 開かれた質問 | |
第6回 | 応答技法の基礎4 閉ざされた質問 | |
第7回 | 応答技法の基礎5 明確化 | |
第8回 | 応答技法の基礎6 要約 | |
第9回 | 応答技法の基礎7 助言・積極技法 | |
第10回 | 行動変容の観点からのアセスメント | |
第11回 | 行動変容の技法1 行動療法的アプローチ1 | |
第12回 | 行動変容の技法2 行動療法的アプローチ2 | |
第13回 | 行動変容の技法3 社会的学習理論ほか1 | |
第14回 | 行動変容の技法4 社会的学習理論ほか2 | |
第15回 | 行動変容の技法5 ストレスマネジメント |
授業外学習の課題 | ・授業で配布した資料を読みなおし、体験したことと知識をつなげる。 ・資料末尾の発展課題に取り組む。 ・持ち帰りの課題がある場合は、次回の授業で提出する。 |
履修上の注意事項 | 知識的な学習だけでなく、実技練習や体験の言語化に重きを置いています。 欠席をしないようにしてください。提出物も忘れずに出してください。 |
成績評価の方法・基準 | 受講態度(40%)、課題提出(30%)、期末試験(30%)によって総合的に評価する。 受講態度には、個人ワークやグループワークへの取り組みも含む。 |
テキスト | 用いない。毎回、資料を配布する。 |
参考文献 | 『マイクロカウンセリング技法―事例場面から学ぶ』 福原 眞知子 (監修) 風間書房 2007年 |
主な関連科目 | |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
出席カードにかかれた質問には、次回授業の冒頭に回答する。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
健康科学部健康栄養学科(健康科学部) | FHNU10104 | 2018~2018 | 2・3・4 |