授業コード 63003500 クラス
科目名 社会心理学 単位数 2
担当者 橋本 博文 履修期 第2学期
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 社会・集団・家族心理学
授業の概要 私たち人間は、他者と密接に関わりあいながら生きる社会的動物です。この講義では、社会心理学の基礎的な理論や実証研究を踏まえた上で、社会をつくりだし、社会の中に生きる人間の心の仕組みを理解します。そしてその理解を通じて、自分自身や社会について客観的に捉える力を向上させることを目標とします。
学習の到達目標 ・社会心理学の歴史的経緯やその古典的研究の内容について説明できる。
・ミルグラムの服従に関する研究が提起した倫理的な問題について説明できる。
・恋愛関係や友人関係、家族関係をはじめとする人間関係の諸相の特徴やそれらの差異について説明できる。
・家族の変遷と現代家族の特徴について説明できる。
・文化が心理や行動に関連する理由をいくつか挙げることができる。
・協力行動を支える心理について、進化という視点から客観的に捉えることができる。
授業計画 第1回 社会心理学の古典的研究(個人過程)
第2回 社会心理学の古典的研究(対人過程)
第3回 社会心理学の古典的研究(集団・集合過程)
第4回 態度と行動
第5回 ステレオタイプ・偏見・差別
第6回 社会的影響
第7回 社会的相互作用
第8回 対人関係
第9回 家族関係
第10回 集団の中の個人
第11回 集団間の関係
第12回 心の文化差
第13回 進化的アプローチ
第14回 社会神経科学
第15回 総括
授業外学習の課題 人間の心と社会の関係を分析する社会心理学は、とっても面白い学問です。講義外の学習時間を利用して、ぜひ自身が興味を持った研究テーマに関連する書籍や論文を読んでみてください。関連する書籍や論文は講義でもいくつか紹介します。(自学自習総時間数:60時間)
履修上の注意事項 調査や実験への参加およびレポートの提出を求める場合があります。(調査や研究の実施にあたっては、協力者の匿名性に十分配慮します。結果の報告に際しては、参加者全体のデータを統計的に分析したものを公表することとし、個人が特定され得るような情報を公表することはありません。)

成績評価の方法・基準 小レポートの内容・小テスト(30%)および試験(70%)によって総合的に評価をします。試験は学習の到達目標の達成度を評価します。
テキスト 使用しません。適宜資料を配布します。
参考文献
主な関連科目
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
毎回提出してもらう小レポートを用いるかたちで質問に対応します。(小レポートへの回答は次週の講義で行います。)

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人文学部人間関係学科社会学専攻(社会学専門科目) FHHS23113 2017~2017 1・2・3・4
人文学部人間関係学科社会学専攻(社会学専門科目) 2018~2019 1・2・3・4
人文学部教育学科(関連学科科目) FHED15105 2017~2017 1・2・3・4
人文学部教育学科(関連学科科目) 2018~2019 1・2・3・4
健康科学部心理学科(心理) FHPS25101 2017~2017 1・2・3・4