授業コード 63002900 クラス
科目名 心理療法論 単位数 2
担当者 村上 雅彦 履修期 第2学期
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 心理療法論
授業の概要  この講義では、基礎の理論や具体的な治療の方法からその応用まで幅広くお話しいたします。心理療法の重要性、効果、奥深さ、面白さなど、『心理療法』についてきちんと理解していただきたいと考えています。
世界には数多くの心理療法が存在しており,その数は300を超えると言われています。まずその中から、主要な方法である、精神分析療法、認知行動療法、来談者中心療法、そして、家族療法、システムズアプローチを取り上げて説明を行います。しかし、ただいろいろな方法を羅列的に説明するのでは、心理療法の奥深さは理解できません。本講義では、その上で、システムズアプローチを中心に、具体的な事例を他の治療法との比較もまじえながら解説し、実践的な心理療法を学んでいただきたいと思っておりてます。【実践経験内容:大阪府児童相談所で心理判定として0~18歳の児童の心理検査、心理支援、心理療法。共済病院、私立小児科クリニック、私立メンタルクリニックなどでカウンセラーとして心理療法の病院臨床。私立高校のスクールカウンセラーとして学校臨床。警察、福祉施設でのスーパーヴァイザー。】
学習の到達目標 心理療法の意味、意義、効果について理解する。
授業計画 第1回 ①講義についてのインフォメーションと講義概要の説明
第2回 ②心理療法の説明1(精神分析療法)
第3回 ③心理療法の説明2(来談者中心療法)
第4回 ④心理療法の説明3(認知行動療法)
第5回 ⑤心理療法の説明4(家族療法)
第6回 ⑥心理療法の説明5(家族療法)
第7回 ⑦理論を学ぶ1 システム理論とシステムズアプローチ
第8回 ⑧理論を学ぶ2 コミュニケーション理論
第9回 ⑨治療の進め方1(初回面接)
第10回 ⑩治療の進め方2(展開)
第11回 ⑪家族療法の実際1(家族療法学会編VTRを用いて)
第12回 ⑫家族療法の実際2(家族療法学会編VTRを用いて)
第13回 ⑬事例に学ぶ心理療法(引きこもり事例)
第14回 ⑭事例に学ぶ心理療法(不登校の事例)
第15回 ⑮学校臨床への応用
⑯試験(テスト)
授業外学習の課題 毎回の授業で授業計画に示した内容についての予習(2時間)、授業後のノートの整理や疑問点の整理などの復習(2時間)。
履修上の注意事項 具体的な事例について話しますが、その事例の内容についてむやみに他人に話すことは控えて下さい。
成績評価の方法・基準 リアクション・ペーパー10%、小レポート30%、定期試験60%で評価します。欠席は減点とします。
テキスト 使用しません。
参考文献 講義中に適宜紹介します。
主な関連科目
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
1.質問・相談は、基本的に授業終了時に受け付けます。
2.授業の時にメールアドレスをお伝えします。節度を持って利用して下さい。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人文学部人間関係学科社会学専攻(関連科目) FHHS27204 2017~2019 2・3・4
人文学部教育学科(関連学科科目) FHED25101 2017~2019 2・3・4
健康科学部心理学科(心理) FHPS24104 2017~2019 2・3・4