授業コード 63002400 クラス
科目名 医学概論 単位数 2
担当者 嶋本 文雄 履修期 第3学期
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 医学とは What is medicine?
授業の概要 医学には、自然現象としての医学(基礎医学、臨床医学、予防医学と保健学、環境医学、産業医学、医療情報学)、社会科学としての医学(医療システム、福祉医療、医療経済学)があり、その主な特長について総論的に解説する。現場の医療においては、医師、看護士、コメディカルのチーム医療により質の高い医療行為がおこなわれ、さらに健康教育も実践し、予防においても重要な役割を演じていることを解説する。また医学の進歩、病気の成り立ち、医の倫理、さらに現在の医療の問題点について講義する。
学習の到達目標 医学の本質ならびにそれがどのような方向に発展しつつあるか理解し、そのためには、医学全般の進歩の歴史を理解し、生物としての人間の疾病像、悩む人格体としての人間のすがた、さらに医学がどのように社会に受け入れられているかを学ぶ。
今後の医学の進むべき報告について現状の医療の問題点を考察することができるようにする。健康、病気、医学の体系について理解し、病気の原因、病気による身体の変化、病気の診断についても総論的に概説できるようにする。
授業計画 第1回 医学をどのようにとらえるか。 「医学概論」でなにを学ぶか。
第2回 1.医学とは何か 2.医道 3.サイエンスとアート 4.医療
第3回 人間の生命を考える 1.生とはなにか 2.ライフサイエンスの発展
第4回 3.医学の論理と生命論理 4.生きることの質
第5回 病気と医学 1.病気と人間 2.病気と医学・看護
第6回 医学の発展のすがた―医学史 1.医学の起源 2.古代の医学
第7回 3.中世の医学
第8回 4.近代の医学
第9回 5.20世紀の医学(1)
第10回 20世紀の医学(2)
第11回 6.わが国における医学の発達のすがた
第12回 健康・病気・医学の体系 1.健康とは 2.健康に対する個人と社会の責任 3.病気の理解と分類 4.病気と心のはたらき
第13回 5.医学の体系―分化と統合
第14回 病気の原因 A.病理学とは B.1.病気の内因
第15回 2.病気の外因
授業外学習の課題 履修者は、自然科学の一分野である医学に関して、特に毎日の日常生活での人の健康、病気について、医学(医療)のあるべき姿を考える。
履修上の注意事項 講義を4回以上欠席した場合は、定期試験の資格はなくなる。
成績評価の方法・基準 成績は、定期試験(70%)、課題レポート(30%)で評価する。試験は、講義内容に関する論述問題を作成し試問する。
テキスト 教科書 日野原重明 著 「医学概論」 医学書院、2003
参考文献 森岡恭彦ら編著 「新医学概論」 産業図書、2003
主な関連科目 総合教養講義a(環境と健康の病理学)、総合教養講義a(生活習慣病の実験病理学)
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
火曜日(11:00~12:00)をオフィスアワーとする。その他研究室にいるときは、相談をうける。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人文学部人間関係学科社会学専攻(関連科目) FHHS27104 2017~2017 1・2・3・4
人文学部人間関係学科社会学専攻(関連科目) 2018~2019 1・2・3・4
健康科学部心理学科(心理) FHPS24001 2017~2017 1・2・3・4