授業コード 63001001 クラス 01
科目名 心理学実習Ⅰ 単位数 1
担当者 中嶋 智史 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 心理学実験(心理学実習Ⅰ)
授業の概要 実験器具やコンピュータを用いた基礎的な実験実習を通じて,要因計画,仮説検証作業,データの統計的処理,および科学的なレポートの執筆の仕方について学習する。実験実習は,1つのトピックについて3回程度の授業時間を割り当てる。基本的な心理学実験を行う予定である。また,レポートの作成に際して,学生同士でピアレビューを行うことで,心理学実習レポートの書き方についての理解を深めるとともに,自身のレポートについて客観的に見るための目を養う。
学習の到達目標 実験法によって認知・行動データを収集し,データの解析手順を理解しするとともに,科学的な根拠に基づいたレポートを書くことができるようになる。心理学実習レポートの書き方についてしっかり理解する。
授業計画 第1回 レポートの書き方・心理学実験の倫理について
第2回 分析に用いる基礎的な統計手法についての解説(t検定,分散分析など)
第3回 ミュラー・リヤー錯視①:実験の計画立案およびデータ収集
第4回 ミュラー・リヤー錯視②:解説および分析
第5回 ミュラー・リヤー錯視③:結果のまとめおよびレポートの作成
第6回 単語の記憶①:実験の計画立案およびデータ収集
第7回 単語の記憶②:解説および分析
第8回 単語の記憶③:結果のまとめおよびレポートの作成
第9回 ストループ効果①:実験の計画立案およびデータ収集
第10回 ストループ効果②:解説および分析
第11回 ストループ効果③:結果のまとめおよびレポートの作成
第12回 パーソナルスペース①:実験の計画立案およびデータ収集
第13回 パーソナルスペース②:解説および分析
第14回 パーソナルスペース③:結果のまとめおよびレポートの作成
第15回 最後のまとめ
授業外学習の課題 ・実験の結果に基づき授業後にレポートを作成し,提出することが求められる。
・心理学科で実施される実験・調査に積極的に参加すること。実験・調査に参加することで,実際にどのようにして研究が行われているかを体験し,心理実験についての理解を深めて欲しい。
・課外学習の目安の時間は1週間につき1時間半程度である。
履修上の注意事項 ・授業への遅刻・欠席は認めない。やむを得ない事情により欠席する場合には所定の欠席届を必ず提出すること(メールによる連絡のみは不可とする)。
・実習レポートの提出は期日厳守とする。
・提出されたレポートが一定水準に満たない場合は再提出を求める。
・実験で収集したデータは各自の責任で管理すること。
・授業時間外における実験への参加協力を要請することがある。実験を体験することは心理学の学習を行う上で極めて有益なので積極的に参加してほしい。参加した者には終了後に理解度テストを実施し,その結果に応じて評価点を与える。
・Moodleを活用するので,必ずコースに登録すること。
成績評価の方法・基準 レポート評価(80%),ピアレビューへの取り組みおよび課外での実験・調査への参加と理解度テスト(20%)により評価する。ただし,レポート提出が一回でも欠けている場合は,総合点に関係なく単位は認定されないことに注意すること。
テキスト 板口典弘・山本健太郎 (2017) 心理学レポート・論文の書き方―演習課題から卒論まで― 講談社
ISBN: 978-4-06-154809-1
参考文献 適宜紹介する。
主な関連科目 心理学研究法,心理学概論Ⅰ・Ⅱ
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
授業終了後に質問に応じる。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
健康科学部心理学科(専門基礎) FHPS13306 2017~2017 1・2・3・4