授業コード | 63000602 | クラス | 02 |
科目名 | 心理学概論Ⅱ | 単位数 | 2 |
担当者 | 中嶋 智史 | 履修期 | 第4学期 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 心理学概論Ⅱ |
授業の概要 | この講義は,これから心理学を専門として学習・研究をする学生を対象に,心理学を学習する上で必要となる知識や考え方について学んでもらう講義です。心理学概論Ⅰの講義と強く関連していますので,同時に履修してください。 心理学は人の「こころ」の働きについて研究する学問です。 この講義では,心理学の研究によって得られた人の認知機能および行動様式についての基礎的な知見や理論を紹介します。この講義を通じて,人がどのようにして物事を見聞きし,理解し,考え,行動するのかについて考えを深めていきます。 この講義では,パワーポイントや動画を用いた視覚的プレゼンテーションを行うとともに,実験,調査等についての簡単なデモンストレーションをすることを通じて実際に心理学の研究手法を体験してもらいます。 |
学習の到達目標 | これから心理学を専門として学び,研究をしていく上で必要となる心理学の基礎的な知識を獲得すること。心理学の考え方や物の見方について理解すること。 |
授業計画 | 第1回 | イントロダクション:「こころ」とは何か? |
第2回 | 感覚・知覚①:感覚・知覚の仕組み(色の知覚,形の知覚,奥行きの知覚など) | |
第3回 | 感覚・知覚②:高次視覚認知(物体認知,顔認知など) | |
第4回 | 感覚・知覚③:脳機能障害と視覚認知 | |
第5回 | 注意:選択的注意,分割的注意,注意のエラー | |
第6回 | 記憶①:記憶の仕組み(2重貯蔵モデル,感覚記憶,ワーキングメモリなど) | |
第7回 | 記憶②:記憶の障害 | |
第8回 | 記憶③:記憶のエラー(忘却,TOT現象,目的証言など) | |
第9回 | 学習①:古典的条件付け | |
第10回 | 学習②:オペラント条件付け | |
第11回 | 学習③:技能学習,社会的学習 | |
第12回 | 思考:問題解決,思考のバイアス | |
第13回 | 感情①:古典的感情理論(ジェームズ・ランゲ説,キャノン・バード説など) | |
第14回 | 感情②:感情研究の展開 | |
第15回 | テストと解説 |
授業外学習の課題 | ・毎回の講義について,前回の講義で話したことを前提として進めるので,授業に参加する前には配布した資料に必ず目を通しておくこと。 ・心理学科で実施される実験・調査に積極的に参加すること。実験・調査に参加することで,実際にどのようにして研究が行われているかを体験し,心理学についての理解を深めて欲しい。 ・課外学習の目安の時間は1週間につき1時間半程度である。 |
履修上の注意事項 | ・授業中の私語など,他者の迷惑になる行動を禁止する。繰り返しの注意にも関わらず改善が見られない場合は退出を求め,欠席扱いとする。 ・授業時間外における実験への参加協力を要請することがある。実験を体験することは心理学の学習を行う上で極めて有益なので積極的に参加してほしい。参加した者には終了後に理解度テストを実施し,その結果に応じて評価点を与える。 ・Moodleを活用するので,必ずコースに登録すること。 |
成績評価の方法・基準 | テストの成績,毎回の講義におけるコメント,および授業外での実験・調査への参加と理解度テストにより評価する。 |
テキスト | 使用しない。毎回資料を配布する。 |
参考文献 | はじめて出会う心理学 改訂版 長谷川寿一ほか 有斐閣アルマ 2008年 ISBN: 978-4-641-12345-8 |
主な関連科目 | 心理学概論Ⅰ,心理学研究法,心理学実験 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
質問や要望がある学生は,講義最後のリアクションペーパーに記入すること。次の講義の最初に可能な限り回答する。直接質問したいことがある学生は,講義終了後に受け付ける。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
健康科学部心理学科(専門基礎) | FHPS13302 | 2017~2019 | 1・2・3・4 |