授業コード | 50023100 | クラス | |
科目名 | 入門特殊講義(自然観察方法論) | 単位数 | 2 |
担当者 | 奥田 圭 | 履修期 | 前期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 自然観察方法論 Research Methods for Natural Environment |
授業の概要 | 人類は狩猟採集を生活の基としていた時代から、自然とかかわることが必須であった。日々の糧を得るためには動植物の営みをよく観察して、その生態について理解すること、また河川水系を中心として山と森、そして海とのつながりについて理解することが必要であり、自然の恵みが持続するために地域に根ざした知恵や哲学が必要とされた。ところが私たちの社会が産業社会、化石燃料社会へと移行するなかで、こうした自然と人間との「かかわり・つながり」について理解したり、実感をもつことは不要になってしまっている。 本科目では自然観察の意義についてあらためて理解するとともに、自然環境に関心を持ち、そこで起こっていることをとらえることができるよう、身近な自然や里山、森林など多様なフィールドでの具体的な調査手法について学ぶ。 |
学習の到達目標 | 自然を観る、自然に関わることの意義を理解し、語れるようになること。 森林、里山など具体的なフィールドにおける自然観察の方法について、基本的なことがらについて理解し、実践できるようになること。 危険な生物や、自然現象から自分の身をまもり、安全を確保する方法について理解し、実践できるようになること。 |
授業計画 | 第1回 | ガイダンス:本講義の概要の説明 |
第2回 | 野生動物のフィールド調査手法の解説 | |
第3回 | 地形図の読み方とコンパスの使用法 | |
第4回 | 野生動物のフィールド調査手法の実践 | |
第5回 | 野生動物の生体捕獲と安全管理 | |
第6回 | 電波発信機を利用した動物の追跡 | |
第7回 | 野生動物の生息密度推定手法 | |
第8回 | 野生動物の痕跡の同定と調査手法 | |
第9回 | 野生動物の食性の評価手法 | |
第10回 | 野生動物の生息地の評価手法 | |
第11回 | 地理情報データベースの基礎 | |
第12回 | フィールド調査データの解析手法①基礎編 | |
第13回 | フィールド調査データの解析手法②応用編 | |
第14回 | 人獣共通感染症と衛生管理 | |
第15回 | まとめ |
授業外学習の課題 | 参考文献として挙げているものについて,講読をすすめること. |
履修上の注意事項 | 随時,課題を設定するので,確実に実施すること. |
成績評価の方法・基準 | 受講態度および課題提出(50%),レポート(50%)で評価する. |
テキスト | 使用しない. |
参考文献 | 關義和ほか『野生動物管理のためのフィールド調査法』京都大学学術出版会 その他、各講義で適宜参考文献を紹介する. |
主な関連科目 | |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
講義終了後およびメールにて随時受け付ける. |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
人間環境学部人間環境学科(入門科目) | FHES11157 | 2018~2019 | 1・2・3・4 |