授業コード 50022803 クラス 03
科目名 プレ・ゼミナールb 単位数 2
担当者 下村 英嗣 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 トピックで考える環境法
授業の概要  時として知識は単なる「点」であり、無関係で役立たずのものと捉えてしまうことがある。しかし、一見、無関係で役に立たない知識=点も、別の知識=点とつなげることで「線」や「面」になり、大いに役立つ知識となり、また、知恵となりうる。
 このゼミナールは、環境法のさまざまなトピックにもとづいて、一見無関係と思われるものと一緒に考えることで、現代の環境問題とその関連環境法について学ぶ。そして、環境問題に対して環境法がどのように対応し、どのような課題があるのかを考察する。トピックとして、たとえば次のようなものを予定している。「ミレーのオフィーリアと公害被害補償」「ビクトリア女王と焼き鳥」「チョコレートとクエーカー教徒と田園都市構想」「狼男伝説と狼の再導入」「赤の女王と外来生物」など。

 授業は次のように進める。時間配分は目安。
①各受講者にトピックを割り当て、かかるトピックに関連する文献を最低2冊は参照することを義務づける。
②文献を参考にしながら、発表担当者に毎回1つのトピックについて発表してもらい(15分)、フロアとの質疑応答を行う(30分)。毎回、全員が必ず1度は質疑応答することを求める。
③教員による解説(20分)
④ ①と②の内容を指定用紙に記述する(合計で800字程度)(25分)
学習の到達目標 環境問題に関する知識を高めることができ、環境法の制度内容と課題を理解できるようになる。
授業計画 第1回 ガイダンス:授業の概要と進め方の説明、シラバスを読んできたか否かに関する確認プリント(授業への取り組みの一部として成績評価対象)、トピックの割り当てと発表順の決定
第2回 トピックに関する発表と質疑応答・解説・プリント作成①
第3回 トピックに関する発表と質疑応答・解説・プリント作成②
第4回 トピックに関する発表と質疑応答・解説・プリント作成③
第5回 トピックに関する発表と質疑応答・解説・プリント作成④
第6回 トピックに関する発表と質疑応答・解説・プリント作成⑤
第7回 トピックに関する発表と質疑応答・解説・プリント作成⑥
第8回 トピックに関する発表と質疑応答・解説・プリント作成⑦
第9回 トピックに関する発表と質疑応答・解説・プリント作成⑧
第10回 トピックに関する発表と質疑応答・解説・プリント作成⑨
第11回 トピックに関する発表と質疑応答・解説・プリント作成⑩
第12回 トピックに関する発表と質疑応答・解説・プリント作成⑪
第13回 トピックに関する発表と質疑応答・解説・プリント作成⑫
第14回 トピックに関する発表と質疑応答・解説・プリント作成⑬
第15回 発表を担当したトピックに関するレポート作成
授業外学習の課題  質疑応答も指定用紙記述も、毎回のトピックに関して予備知識が必要になる。そのため、トピックに関する情報収集に日常的につとめること。具体的には、各トピック関連の文献を読む、関係する環境法の内容を調べることである。トピックに関する参考文献や環境法、キーワードは、毎回提示する。
履修上の注意事項 ①異なる知識・事例をつなげて考え、発表し、質疑応答することを想定しているため、文献調査および読書量が必然的に多くなることを覚悟すること。したがって、強い学習意欲、勉学意欲がなければ、ついてこられない。
②文献の読解力があることを前提として進めるため、同じ担当教員のプレゼミナールaを履修しておくことを強く勧める。
③環境法の知識がある程度必要であるため、環境法入門、環境法、比較環境法を履修することを強く勧める。
成績評価の方法・基準 授業への取り組み(第1回の確認プリントと発表)15%、毎回提出を義務づける指定用紙65%、発表を担当したトピックに関するレポート20%
テキスト 各自が発表を担当するトピックに関連するものを個別に提示する。
参考文献 大塚直「環境法BASIC(第2版)」(有斐閣、2016)
主な関連科目 環境事例入門、環境法入門、環境法、比較環境法
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
授業中の質疑応答と解説の時間に積極的に質問してください。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人間環境学部人間環境学科(ゼミナール科目) FHES27102 2018~2019 2・3・4