授業コード | 50022500 | クラス | |
科目名 | フィールド特殊実習(圃場a) | 単位数 | 1 |
担当者 | 奥田 圭 他 | 履修期 | 前期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 有機農法の実践と里山管理 |
授業の概要 | 日本の食生活は食料自給率の低下が進み、外部化、簡便化、画一化、個食化が進み、様々な問題が生じている。本来、食は農の営みからつくられるものであるが、農と食は乖離したものとなっており、毎日口にするものが太陽や土の恵みによるものであることを体験を通じて知る機会は少ない。そこで、この科目では農薬や化学肥料を使わない安全・安心な農産物の栽培準備から収穫、出荷までの一連の作業を体験する。 また雑木林はかって農業に必要な資材を供給する「里山」として人々の生活に密にかかわってきた。落葉樹木の幹材や枝を燃料として利用し、落ち葉は農作のための堆肥作りの素材として大きな役割を果たしてきた。実習では里山復元のための考え方を纏め、具体的方法を研究し、それを実践すること。また里山から供給される資材を畑で使っていく。 |
学習の到達目標 | ・一連の農作業体験を通して、農と食のつながりや食の安全について論じることができるようになること。 ・里山の活用、雑木林の保全の具体的手法について論じることができるようになること。 |
授業計画 | 第1回 | ガイダンス:本実習の概要の説明 |
第2回 | 講義「有機農法と里山づくりの意義」 | |
第3回 | 夏野菜の作付け準備 施肥,耕運、雑木林の整備作業 | |
第4回 | 土作り シイタケ原木栽培作業 | |
第5回 | 夏野菜の定植 間伐材の堆肥化準備作業 | |
第6回 | 支柱立て,中耕、雑木林の整備作業 | |
第7回 | 肥培管理、収穫,選別,袋詰め,出荷、雑木林の整備作業等① | |
第8回 | 肥培管理、収穫,選別,袋詰め,出荷、雑木林の整備作業等② | |
第9回 | 肥培管理、収穫,選別,袋詰め,出荷、雑木林の整備作業等③ | |
第10回 | 肥培管理、収穫,選別,袋詰め,出荷、雑木林の整備作業等④ | |
第11回 | 肥培管理、収穫,選別,袋詰め,出荷、雑木林の整備作業等⑤ | |
第12回 | 肥培管理、収穫,選別,袋詰め,出荷、雑木林の整備作業等⑥ | |
第13回 | 収穫物の料理、試食 | |
第14回 | 実習全体についての総括、レポート作成について | |
第15回 | まとめ、レポート提出 |
授業外学習の課題 | 毎回の作業内容および作物の生育状況、感想等について記録した「作業日誌」を記入すること。随時提出を求める。 |
履修上の注意事項 | 実習科目であるため、履修者定員は16名を上限とする。履修希望者が定員を超える場合は第1回目に抽選を行う。遅刻、欠席なく全回出席する意志のある学生のみ抽選に参加すること。 また、随時圃場内で収穫野菜を調理しないままの試食も行うので、予め承知すること。 雨天等により室内講義に振り替えるなど、授業計画が変更になる場合がある。 作業用の服装(長袖・長ズボン)、手袋、日よけ帽子、水筒(飲み物)が必須。 |
成績評価の方法・基準 | 実習作業への取組み(50%)及び、作業記録(25%)、期末レポート(25%)によって総合的に評価する。 |
テキスト | 使用しない。必要に応じ資料を配布する。 |
参考文献 | 暮らしの実用シリーズ「決定版 はじめての野菜づくり」(学研、2009年) 板木利隆「からだにおいしい野菜の便利帳」(高橋書店、2008年) 広井敏男「雑木林へようこそ」(新日本出版、2003年) 原 剛「農から環境を考える」(集英社新書) |
主な関連科目 | マインド形成特殊実習(圃場b) |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
質問は基本的に授業終了時に受けます。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
人間環境学部人間環境学科(フィールド科目) | FHES16152 | 2018~2019 | 1・2・3・4 |