授業コード 50022404 クラス 04
科目名 環境プロジェクト 単位数 2
担当者 長谷川 弘 履修期 年間授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 森に学び森を活かす「都会の縁側」づくりプロジェクト(安芸太田町・天上山水系)Part-3
授業の概要  本授業は、安芸太田町旧筒賀村区域を中心として、都市と高齢化・過疎化地域との交流を深めることを目的とする。森の声に耳を傾け森林と人とのつながり(自然との共生)の中から、「郷育」、「共育」、「協育」、「協働」などの理念の理解に努める。
 演習内容は①調査・理解(4~5月)、②現地体験(5~7月)、③意見交換(7~10月)及び④計画提案(10~11月)の四つの段階(ステージ)からなり、グループ活動(各グループ5名程度)を中心に実施する。
 最終成果としては、天上山水系(井仁の棚田、悠久の森、竜頭峡)の森林資源や里地・里山の特性を生かした持続可能な地域コミュニティー活性化に資する多様な取組み(都会の縁側づくりアクションプラン)を、大学生目線から計画・提案する。
 この演習プロジェクトは、現在進行中の地域創成事業に実際に参画することで、知識を行動に結びつけ、さらには学生生活と環境・地域資源の関わりを身をもって体験する機会を提供する。
【実務経験内容: 国連食糧農業機関(FAO)、国際協力機構(JICA)、日本工営株式会社等で、アジア・アフリカ・中東・東欧の開発途上国や日本国内の中山間地域において、開発専門家・環境コンサルタントとして、農林水産業を含む地域開発計画づくり、環境調査、地元住民コミュニティー強化指導等に携わった。】
学習の到達目標  プロジェクト演習の結果、参加学生は地域活性化事業や計画づくりの基本的実務を体得し、地域創成の必要性や都市・地方交流の現状・課題を説明できるようになる。またグループワークや地域住民との交流活動を通じ協調性やコミュニケーション能力を高める。
授業計画 第1回 ①調査・理解ステージ(4~5月):
天上山水系と流域森林資源についてのインターネット情報検索・文献調査
第2回 2017~18年度「森に学び森を活かす「都会の縁側」づくりプロジェクト(安芸太田町・天上山水系)Part-1&2」等、過去の現地と修大生交流活動のリビュー
第3回 都市・里山交流や地域創生活動事例の情報収集・整理・分析(SWOT分析)
第4回 ②現地体験ステージ(5~7月):
第1回(6月上旬頃)現地交流会<その1>(井仁棚田交流館、天上山・引き明けの森トレッキング)
第5回 第1回(6月上旬頃)現地交流会<その2>(井仁棚田カフェ、補植苗植体験、交流会)
第6回 現地収集情報の整理・分析(SWOT分析)
第7回 現地体験・収集情報に基づく地域活性化素案づくり
第8回 ③意見交換ステージ(7~10月):
第2回(8月下旬頃)現地交流会<その1>(ライフル射撃メキシコ選手団交流、射撃体験)
第9回 第2回(8月下旬頃)現地交流会<その2>(森林館、龍頭峡森林セラピー体験)
第10回 追加現地情報・意見の整理・分析(SWOT分析)
第11回 現地意見・分析結果を踏まえた地域活性化(都会の縁側づくり)アクションプラン案づくり
第12回 ④計画提案ステージ(10~11月):
第3回(10月下旬頃)現地交流会<その1>(大銀杏、史跡探訪、フルート野外演奏会)
第13回 第3回(10月下旬頃)現地交流会<その2>(地域活性化アクションプラン案の発表と意見交換)
第14回 交流会意見を活かした「都会の縁側づくり」アクションプランの改善
第15回 グループ別発表会(「都会の縁側づくり」アクションプラン最終案)、及び授業アンケート
授業外学習の課題  配布資料は授業後に復習し、分からない専門用語は必ず調べて理解する。事前に配布された資料を熟読し疑問箇所などを整理するなどの予習を行う。また授業外でも、調査結果のとりまとめやグループ作業が課される。
履修上の注意事項  受講希望者が多い場合は人数制限を行う。

成績評価の方法・基準  授業への取り組み20%、現地視察・調査データ整理・資料作成など演習課題80%。
テキスト  各回に関連資料を配布する。
参考文献 ・村尾行一「森林業:ドイツの森と日本林業」2017年、築地書館
・藤森隆郎「林業がつくる日本の森林」2016年、築地書館
主な関連科目 中国地方の自然環境、環境と農林水産業、環境と政治・行政、環境ゼミナール
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
 電話、メール、研究室面談などで、随時(特に昼休み)受け付ける。
URLリンク 長谷川ホームページ

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人間環境学部人間環境学科(フィールド科目) FHES26101 2018~2019 2・3・4