授業コード 50020800 クラス
科目名 入門特殊講義(自然と人間の哲学) 単位数 2
担当者 宮坂 和男 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 人間は自然をどう見てきたか From which point of view Human Beings have observed Nature.
授業の概要 西洋の哲学において自然がどのように見られてきたか、歴史的に概観する。古代ギリシャの哲学から始めて、科学技術を背景として成立している今日の見方に至った経緯をたどる。
学習の到達目標 西洋の哲学では自然がどう捉えられてきたか、概略を把握する。
授業計画 第1回 イントロダクション
半年間の授業内容の紹介
第2回 古代ギリシャの自然哲学1
タレスをはじめとする最初の自然哲学者の見方を扱う。
第3回 古代ギリシャの自然哲学2
前回に引き続いて、古代ギリシャの自然哲学者の見方を扱う
第4回 ソクラテスによる転回とプラトンのイデア論
ソクラテスとプラトンによって自然に対する見方が一変した事情を見る。
第5回 アリストテレスの自然学1
アリストテレスがプラトンを批判することによって提示した自然学の内容を見る。
第6回 アリストテレスの自然学2
アリストテレスの自然学の内容を見る。
第7回 アリストテレスの自然学3
引き続き、アリストテレスの自然学の内容を見る。
第8回 中世哲学における自然と人間
中世キリスト教哲学において、人間と自然がどう見られたかを見る。アウグスティヌスとトマス・アクィナスのお見方を対照させて検討する
第9回 デカルトの哲学1
近代哲学の出発点を形成したデカルトの哲学についてみる。
第10回 デカルトの哲学2
デカルトにおける心身問題についてみる。
第11回 デカルトの哲学3
デカルトの自然学についてみる。
第12回 ニュートンの物理学1
ニュートン物理学が形成されて事情をたどる。
第13回 ニュートンの物理学2
ニュートン物理学の内容についてみる。
第14回 ニュートンの物理学の伝播
ニュートン物理学がフランスに伝わり、啓蒙思想に取り入れられていった事情をみる。
第15回 科学技術の現況
F・ベーコンの技術主義とニュートン物理学とが結合して今日の科学技術文明の基盤を形成している事情についてみる。
授業外学習の課題 ・配布されたプリントを熟読すること。
・参考図書を読むこと。
履修上の注意事項 たえず問題意識を共有することに努めてください。したがって、原則として毎回出席してください。なお、私語は絶対禁止。
授業時間内のどこかで中間テストを行います(日時は未定。授業の中で通知します)。必ず受験してください。なお、それに応じて、上記の授業計画が部分的に変更されることがあります。あらかじめご了承ください。
成績評価の方法・基準 授業に7割以上出席し(無断欠席は4回が限度)、中間テストも受験してあることを前提として、定期試験で評価する。
テキスト なし。
参考文献 授業中にそのつど提示する。
主な関連科目 哲学
科学技術と倫理
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
随時受け付ける。また、カードに書いて授業後の提出することもできる。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人間環境学部人間環境学科(入門科目) FHES11153 2018~2019 1・2・3・4