授業コード | 50016400 | クラス | |
科目名 | 日本語の技術b | 単位数 | 1 |
担当者 | 中園 篤典 | 履修期 | 後期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 日本語文章能力の育成 |
授業の概要 | この授業は、学生の文章力に焦点を当てます。 文章力とは、(1)書字力(語彙力、漢字力)、(2)作文力(語を使い分ける力、文を組み立てる力、文章を構成する力)、(3)創作力の3つを言います。 毎週の授業(90分)計画は、以下の通りです。 ①授業の最初(約20分)は,グループ(4名)に分かれた五色百人一首を実施します。これにより、アイスブレイクと学習の姿勢作りを行います。 ②次に、文章作成の実習を行います。論説文への反論を書くトレーニングを実施し、毎週400字程度の首尾一貫した文章を書きます。これにより、反論の技術を身につけるとともに、文章を書くことについての行動変容を目指します。 ③最後に、グループ内で書いた文章を検討し、成果物のチェックと振り返りを行います。 また、グループワークを効果的にするため、企業等で用いられている研修ゲームも必要に応じて実施します。 ・チームワークを醸成させるもの ・価値観や発想の多様性を悟らせるもの 授業の計画は、以下の通りです。 ※ただし、学生の理解度によって変更の可能性があります。 |
学習の到達目標 | 以下の態度が出来るようになる(倉澤(1987:58))。 (1)いやがらずに文章を作る態度 (2)面白いことがあったら書いて人に読ませようとする態度 (3)大事なことや必要なことを書きとめておいて、後で役立てようとする態度、 (4)自分の書いたものを読み返して、より完全なものにまとめ上げようとする態度 |
授業計画 | 第1回 | 授業概要(「議論の技を学ぶ」とは) 定義、類似(正義原則)、譬え、比喩、因果関係 |
第2回 | 類似からの議論に反論する①(課題文A) 課題文Aの分析・反論のポイントと反論例 |
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第3回 | 類似からの議論に反論する①’ 文章構成のモデル・作文例 |
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第4回 | 類似からの議論に反論する②(課題文B) 課題文Bの分析・反論のポイントと反論例 |
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第5回 | 類似からの議論に反論する②’ 文章構成のモデル・作文例 |
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第6回 | 類似からの議論に反論する③(課題文C) 課題文Cの分析・反論のポイントと反論例 |
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第7回 | 類似からの議論に反論する③’ 文章構成のモデル・作文例 |
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第8回 | 中間まとめ 型の習得(その1):主張と根拠を確認する,反論を考える |
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第9回 | 出来事作文実習④ ゲームα実施・意見交換・意見統合・原理原則との結びつけ・適用 |
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第10回 | 出来事作文実習⑤ ゲームβ実施・意見交換・意見統合・原理原則との結びつけ・適用 |
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第11回 | 類似からの議論で反論する⑥(課題文D) 課題文Dの分析・反論のポイントと反論 |
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第12回 | 類似からの議論で反論する⑥’ 文章構成のモデル・作文例 |
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第13回 | 類似からの議論で反論する⑦(課題文E) 課題文Eの分析・反論のポイントと反論 |
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第14回 | 類似からの議論で反論する⑦’ 文章構成のモデル・作文例 |
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第15回 | 期末まとめ 型の習得(その2):複数の根拠に反論する,大前提に反論する |
授業外学習の課題 | 第8回の「中間まとめ」、第15回の「期末まとめ」に向けて、次の分野を念頭に自主的に勉強して下さい。 (1)五色百人一首(緑・ピンク)の暗記 参考文献(※暗唱)を読み、毎週3首程度、下の句を暗記する。 (2)書く力の強化 参考文献(※書く力)を読み、文章の論理的な構成を意識する。 (3)読む力の強化 参考文献(※読む力)を読み、使用語彙を増やす。 |
履修上の注意事項 | 授業では、常にグループで活動し、相互に学び合う実習形式を取ります。特に対人関係が苦手な学生は、自分がグループワークに参加し、継続的な活動が出来るかよく考慮した上で、履修してください。 |
成績評価の方法・基準 | (1)「反論の技術」解答用紙(毎週提出)20% (2)国語テスト解答用紙(毎週提出)20% (3)百人一首対戦表・学習の記録(毎週記入)10% (4)中間まとめ、期末まとめ50% |
テキスト | レジュメ(要点を整理したプリント)を配布。 |
参考文献 | ※暗唱 齋藤孝『声に出して読みたい日本語』草思社 吉海直人『百人一首大事典』あかね書房 ※書く力 香西秀信『反論の技術』明治図書 香西秀信『議論の技を学ぶ論法集』明治図書 ※読む力 藤沢晃治『「分かりやすい文章」の技術』講談社 日本語検定委員会『ステップアップ日本語講座』東京書籍 ※研修ゲーム 美濃一朗『若手をのばす研修ゲーム』日本経団連出版 吉川肇子・Thiagi『ゲームと対話で学ぼう』ナカニシヤ出版 |
主な関連科目 | 日本語の技術a、日本語運用論 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
随時、受け付けます。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
人間環境学部人間環境学科(キャリア形成科目) | - | 2011~2016 | 1・2・3・4 |
人間環境学部人間環境学科(キャリア形成科目) | FHES16102 | 2017~2017 | 1・2・3・4 |
人間環境学部人間環境学科(入門科目) | FHES11121 | 2018~2019 | 1・2・3・4 |