授業コード | 50014000 | クラス | |
科目名 | 会計学入門 | 単位数 | 2 |
担当者 | 足立 洋 | 履修期 | 前期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 会計の基礎 Introduction to Accounting |
授業の概要 | この授業では,企業の会計のルールや仕組み,理解の仕方について,それらの基礎を実際の企業の事例を用いながら学びます。 企業の諸々の活動は通常,会計という手段によって,財務諸表という,いわば会社の「通信簿のようなもの」にまとめ上げられます。したがって,それを読み,分析することにより,その企業の活動内容,さらにはその企業のビジネスの特徴が見えてきます。 そこでこの授業では,第一に,財務諸表がどのようなルール・仕組みのもとでどのような手続きを経て作られているのかについて説明します。財務諸表は,様々な立場の人が見て比較できるように,作り方や書き方に一定のルールが定められています。このルールについて学ぶのがこの授業の一つ目のテーマです。 また第二のテーマは,財務諸表の数字からビジネスの特性をどのように分析できるかです。例えば,ユニクロとゾゾタウンでは,洋服を売っている点は同じでも,洋服の調達の仕方や売り方が全然違うので,その違いは財務諸表の数字にも現れるのです。このような違いを数字によって分析する方法の解説が,会計学入門の第二のテーマです。 会計の知識を身につけておくことは,将来経営者や税理士を目指す方はもちろんのこと,企業に就職して何らかの形でビジネスに携わる予定の大半の方々にとっても,大変有意義なことであると考えられます。 また,会計の基本的な知識を身につけておくことで,人間環境学部の専門科目である環境監査論や環境会計論などを履修する際にも役に立つと考えられます。 |
学習の到達目標 | 財務諸表の作成・開示における基本的なルールを理解し,基礎的な指標を用いて財務諸表を分析することができるようになること。 |
授業計画 | 第1回 | オリエンテーション~企業経営と会計~ |
第2回 | 会計の役立ちと財務諸表の基本的な仕組み | |
第3回 | 会計のルールの全体像 | |
第4回 | 財務諸表の公開のルールと入手の方法 | |
第5回 | 財務諸表の仕組み①~貸借対照表を理解する~ | |
第6回 | 財務諸表の仕組み②~損益計算書を理解する~ | |
第7回 | 財務諸表の仕組み③~キャッシュ・フロー計算書を理解する~ | |
第8回 | 財務諸表の仕組み④~株主資本等変動計算書と製造原価明細書を理解する~ | |
第9回 | 小テスト(第1~8回の内容) 財務諸表の分析①~収益性の分析:ROAとROEの基礎~ |
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第10回 | 財務諸表の分析②~収益性の分析:ROAとROEの分解~ | |
第11回 | 財務諸表の分析③~成長性の分析~ | |
第12回 | 財務諸表の分析④~安全性の分析:貸借対照表から見る~ | |
第13回 | 財務諸表の分析⑤~安全性の分析:損益計算書とキャッシュ・フロー計算書から見る~ | |
第14回 | 投資家向けに公開された情報の分析 | |
第15回 | 企業価値の分析 |
授業外学習の課題 | 前回までの授業内容を極力おさらいしておいてください。授業で扱った企業の財務諸表を分析しなおしてみると良いです。 |
履修上の注意事項 | 毎回必ず電卓を持参してください。 履修者の理解度に応じて進度は調整します。したがって,計画が前後したり,一部を追加・省略することもあります。 |
成績評価の方法・基準 | 定期試験80%,平常点20%(小テストの成績,受講態度など)によって総合的に判断します。 |
テキスト | 内藤文雄『会計学エッセンス 第3版』中央経済社,2018年 |
参考文献 | 必要に応じて紹介します。 |
主な関連科目 | 環境監査論,環境会計論など |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
質問・相談は,基本的に授業終了時に受け付けます。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
人間環境学部人間環境学科(基礎科目) | - | 2011~2016 | 1・2・3 |
人間環境学部人間環境学科(基礎科目) | FHES13107 | 2017~2017 | 1・2・3 |
人間環境学部人間環境学科(入門科目) | FHES11114 | 2018~2019 | 1・2・3・4 |