授業コード | 50009000 | クラス | |
科目名 | 環境と開発 | 単位数 | 2 |
担当者 | 羅 星仁 | 履修期 | 前期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 環境保全と開発 (Environmental Conservation and Development) |
授業の概要 | 人類は人々の生活の便利さを追求するために歴史的に数多くの開発事業を行ってきている。しかし、このような開発事業がかえって人々の生活を脅かす重要な要因であることが明らかになりつつある。 本講義では、開発による自然環境破壊問題を中心に取り上げ、環境保全と開発の両立のために提案されているさまざまな概念や方法などについて解説する。特に、最近急速な経済成長を成し遂げているアジア地域における環境問題を中心に解説する。 講義は、テキストを中心に行われるが、必要に応じて資料を配る。また、環境に関連するビデオやプロジェクターを使用する講義も行う。 |
学習の到達目標 | 1.開発と環境保全との関係を理解できるようになる。 2.開発事業による環境破壊の現状を理解できるようになる。 3.持続可能な発展のための開発目標および国際協力の現状を理解できるようになる。 |
授業計画 | 第1回 | イントロダクション:環境と開発の全体像 |
第2回 | 環境と開発の歴史的な変遷 | |
第3回 | 開発事業による環境破壊の事例(パームオイル・マグロの事例から) | |
第4回 | 開発経済学からみた内発的発展(1) | |
第5回 | 開発経済学からみた内発的発展(2) | |
第6回 | 拡大するアジアの消費と環境負荷の高まり(中国・ブラジルの事例) | |
第7回 | ミレニアム開発目標(MDGs)と持続可能な開発目標(SDGs)(1) | |
第8回 | ミレニアム開発目標(MDGs)と持続可能な開発目標(SDGs)(2) | |
第9回 | ミレニアム開発目標(MDGs)と持続可能な開発目標(SDGs)(3) | |
第10回 | 鞆の浦の開発I | |
第11回 | 鞆の浦の開発II | |
第12回 | 貧困と開発 | |
第13回 | ローカルコモンズと開発 | |
第14回 | 国際環境協力と資金メカニズム | |
第15回 | 講義のまとめ,授業アンケート |
授業外学習の課題 | 1.2-14回については次回の授業のための資料を事前に予習しておくことが重要である。 2.6回、15回の授業時間中に小テストを行うので、1-5回、6-14回の範囲を十分な時間をかけて復習しておく必要がある。 3.7回と11回の授業中はグループ討論とプレゼンテーションを行うので、テーマについて十分な調査をし、まとめる必要がある。 |
履修上の注意事項 | 講義内容の理解度を把握するために小テストを行うので、毎回出席することが重要である。 【この科目は、グローバルコース対象科目(2014年度以降生)にもなっています。※ただし、一部の学部・学科では配当されていない場合があります。】 |
成績評価の方法・基準 | 課題提出(20%)、小テスト(30%)、グループ討論・発表(20%)、個人発表(30%)で評価する。 |
テキスト | 使用しない。 |
参考文献 | ・蟹江憲史編著(2017年)『持続可能な開発目標とは何か:2030年へ向けた変革のアジェンダ』ミネルヴァ書房。 ・吉田文和・宮本憲一編著(2002年)『環境と開発』岩波書店。 その他の文献は講義内で随時知らせる。 |
主な関連科目 | 環境経済学入門、地球環境政策論 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
1.授業中の質問はいつでも受け付けますし、質問時間も設けます。 2.授業終了後にも簡単な質問は受け付けます。 3.7回と15回の授業終了後に希望の多い日時を授業で調査し、学習支援センターのオフィスアワーを設定します。 4.緊急の連絡・問い合わせなどは,nasungin@shudo-u.ac.jpに連絡ください。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
人間環境学部人間環境学科(マインド形成科目) | - | 2011~2016 | 1・2・3・4 |
人間環境学部人間環境学科(マインド形成科目) | FHES11108 | 2017~2017 | 1・2・3・4 |
人間環境学部人間環境学科(入門科目) | FHES11102 | 2018~2019 | 1・2・3・4 |