授業コード 42012000 クラス
科目名 経済システム科学Ⅱ 単位数 2
担当者 有定 愛展 履修期 第4学期
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 システム科学の手法にもとづく経済分析
授業の概要 「経済システム科学」とは、システム科学(オペレーションズリサーチ)の諸方法を用いて、各種の経済分析を試みようとするところの現代科学の一つである。後期開講のⅡでは、システム科学の1分野である『ゲーム理論』を、経済学の1分野である『複占市場論』に適用することを中心に、講義を進める予定である。主な講義内容は以下のとおり。数学的準備、経済学的準備、クールノー複占の分析、クールノー複占とゲーム理論、クールノー複占と囚人のジレンマ。
学習の到達目標 微分等の概念を把握し、複占市場システムの基礎理論を修得すること。
授業計画 第1回 ゲーム理論概要その1(ナッシュ均衡)
第2回 ゲーム理論概要その2(パレート最適)
第3回 数学的準備
第4回 経済学的準備その1(完全競争)
第5回 経済学的準備その2(独占)
第6回 複占市場の分析その1(複占モデルの解)
第7回 複占市場の分析その2(数値例)
第8回 小テストおよび解説
第9回 複占市場とゲーム理論その1(概論)
第10回 複占市場とゲーム理論その2(離散化)
第11回 ゲーム理論と経済社会その1(公共経済など)
第12回 ゲーム理論と経済社会その2(産業経済など)
第13回 ゲーム理論と経済社会その3(国際政治など)
第14回 ゲーム理論と経済社会その4(演習)
第15回 総括と小テスト
ほぼ以上のように講義を進める予定である。
授業外学習の課題 第1回目の前に、このシラバスをよく読むこと。
第1回目以降、講義終了後、毎回復習を試みること。
特に、講義中に演習問題等が行われたときは、自宅で再度見直しをすること。もしも講義時間中に、演習問題が完了できなかったときは、次回までに必ず完了させること。
第14回目が終了したら、まとめのプリント等を見直し、結局自分は何を学んだのか再確認をすること。
履修上の注意事項 ある程度の数学が用いられるが、きわめて初等的なものばかりであり、講義内容は平易である。毎回、よく出席して、よく講義を聴き、よくノートをとること。なお、履修するのであれば、2年次が望ましい。
成績評価の方法・基準 平常の成績および2回の小テストにもとづいて評価を行う予定。平常の成績(出席カードの記載など)30%、小テスト1回目35%、小テスト2回目35%で評価する予定。
テキスト 有定愛展『ゲームと情報の経済理論』勁草書房、修大生協
参考文献 講義中に紹介する。
主な関連科目 経済分析入門Ⅰ・Ⅱ 
システム科学入門Ⅰ・Ⅱ
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
講義時間中に、質問の時間を若干確保しているので、有効に使うこと。講義終了後も、時間が許す限り対応する。
なお、金曜の昼休みは、午後から行われるゼミ教室(パソコン教室)に比較的早目に行く。このときを利用してもよい。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
経済科学部経済情報学科(B群) 2011~2016 2・3・4
経済科学部経済情報学科(B群) FEEI20204 2017~2018 2・3・4