授業コード 41009001 クラス 01
科目名 計量経済学Ⅱ 単位数 2
担当者 塗師本 彩 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 計量経済学 (Econometrics)
授業の概要  この講義の目的は、計量経済学の基礎を学ぶことで、(1)日常にあふれる様々な言説の中で何が正しくて何が正しくないのかを自分で考える力を高めること、(2)日常にあふれる様々な言説や疑問についてデータを用いて検証し答える方法を身につけることです。例えば、「勉強時間を増やせばテストの成績はよくなるのか?」といった身近な問題から、「長時間労働の規制は労働者のメンタルヘルスを向上させるのか?」といった政策的な問題まで様々な具体例を用いながら、データを分析する方法を学びます。加えて、データ分析の実践的な力を身につけるために、Stataを用いた演習も行います。「計量経済学I」の内容を踏まえた上で、より発展的な計量経済学のトピックを扱います。
学習の到達目標 1. 計量分析の方法を理解している
2. Stataを用いて、計量分析を行うことができる
3. 計量分析の結果を解釈できる
授業計画 第1回 イントロダクション
第2回 計量経済学Iの復習①:記述統計の確認
第3回 計量経済学Iの復習②:回帰分析
第4回 計量経済学Iの復習③:仮説検定
第5回 決定係数
第6回 バイアス
第7回 不均一分散の問題①:不均一分散の問題への対応
第8回 不均一分散の問題②:不均一分散の検定
第9回 不均一分散の問題③:Stataを用いた実践
第10回 パネルデータ分析①:パネルデータとは
第11回 パネルデータ分析②:差の差推定量
第12回 パネルデータ分析③:2期間パネルデータの分析
第13回 パネルデータ分析④:2期間パネルデータの分析の例
第14回 パネルデータ分析⑤:Stataを用いたパネルデータ分析の実践
第15回 全体のまとめ
授業外学習の課題 1. 毎回の講義の予習・復習をする
2. 数回程度の課題を出す
履修上の注意事項 ・「計量経済学I」を履修済みであることが望ましい
・受講者の理解度により授業計画を変更することがある
成績評価の方法・基準 期末試験(70%)および課題(30%)で評価する
ただし、受講態度などにより減点・加点する場合がある
テキスト レジュメを配布し、それをもとに授業を進める
参考文献 ・田中隆一『計量経済学の第一歩:実証分析のススメ』有斐閣
・山本拓・竹内明香『入門計量経済学:Excelによる実証分析へのガイド』新世社
・森田果『実証分析入門:データから「因果関係」を読み解く作法』日本評論社
その他、適宜授業内で紹介します
主な関連科目 確率・統計入門/経済数学入門I・II/経済統計学I・II/計量経済学I
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
毎回の講義中や講義後に質問・相談の時間を設ける

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
経済科学部現代経済学科(A群) 2007~2016 3・4
経済科学部現代経済学科(A群) FECE30110 2017~2017 3・4
経済科学部経済情報学科(A群) 2011~2016 3・4
経済科学部経済情報学科(A群) FEEI30110 2017~2017 3・4