授業コード | 32017100 | クラス | |
科目名 | 国際ジャーナリズム論 | 単位数 | 2 |
担当者 | 船津 靖 | 履修期 | 後期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 最新の国際問題と報道 The Latest Global Affairs and Journalism |
授業の概要 | 現代の国際ジャーナリズムはニューヨーク・タイムズ紙、CNNテレビ、BBC放送など言論・報道の自由を掲げる米英の主要メディアが主導している。主要メディアが報じる最新の海外ニュースを素材に国際問題の焦点や背景を解説する。 事実の確認・検証や権力者の監視を重視する米英ジャーナリズムの歴史や価値観を講義する。 教員は日本国内とモスクワ、エルサレム、ロンドン、ニューヨークなどを拠点に長年国際報道に携わってきた。実務経験に基づき、主要メディアの仕組み、紛争地や独裁国家を含む取材・報道の実際も説明する。 事実を確認・検証するプロセスは客観的な基準や手続きに基づくが、どの事実を選択・強調するかの判断には価値観(思想・イデオロギー・宗教…)が大きく影響する。現代の主要な思想的対立軸を解説する。 大統領選挙を1年後に控えた超大国アメリカのトランプ大統領の動きが講義の相当部分を占めるだろう。ただ何が起きるか分からない。大ニュースが飛び込めばシラバスを変更する。授業の性格上、シラバスは暫定的なものである。 教養科目のメディア論との違いは、外交を除き、事件はじめ日本関連ニュースを扱わないこと、2019年度前半ではなく後半のニュースを主に対象とすることである。メディアやジャーナリズムの解説は一部重なる可能性がある。できるだけバージョン・アップする。 基礎的な国際知識の修得をこれまでより重視する方針。 |
学習の到達目標 | 新聞やテレビの国際ニュースに日頃から触れる習慣を身に着けられるようになる。複雑な国際ニュースを理解するための基礎知識と時事常識を身に着けられるようになる。国際ニュースを権力関係や利害関係、プロパガンダ、意図せざる結果、感情的側面なども視野に入れながら、冷静かつ多角的に分析できるようになる。自分に合った情報や知識の収集・整理法を構築していけるようになる。 |
授業計画 | 第1回 | ①講義全体の目的と構成 |
第2回 | ②2019年前半の国際ニュース | |
第3回 | ③世界の主要メディア | |
第4回 | ④日本の報道機関 | |
第5回 | ⑤アメリカ関連ニュース | |
第6回 | ⑥報道の自由と独裁・専制 | |
第7回 | ⑦現代思想の対立軸 | |
第8回 | ⑧中間まとめ | |
第9回 | ⑨日本外交 | |
第10回 | ⑩スクープ報道 | |
第11回 | ⑪海外取材の現場 | |
第12回 | ⑫紛争地取材の現場 | |
第13回 | ⑬メディアの社会理論 | |
第14回 | ⑭2019年後半の国際ニュース | |
第15回 | ⑮最終まとめ |
授業外学習の課題 | 新聞の一面、国際面やテレビの報道番組、それらのサイトなどで国際ニュースを日常的にフォローすること。授業はそれを前提に進める。貴重な授業時間中にテレビ映像を映して「この人がトランプさんです。習近平さんはこの人です」などと説明したりはしない。 400字~800字程度の小論を宿題として1回課す可能性はある。 |
履修上の注意事項 | 関心や意欲のない学生は履修しないこと。義務教育ではない。 私語、無断の携帯使用、無断退室、大幅な遅刻などには厳格に対処する。 今期はレジュメを絞る方針。講義内容を最大限メモすること。英語の語彙を部分的に使用する。 授業の性格上、内容は複雑で多岐にわたる。「国際社会は複雑で難しいけど面白い」と楽しめる、向上心のある学生を歓迎する。やる気のある学生は最大限支援する。 【この科目は、グローバルコース対象科目(2014年度以降生)にもなっています。※ただし、一部の学部・学科では配当されていない場合があります。】 |
成績評価の方法・基準 | 期末試験(80%)、質問など授業への取り組み姿勢(20%)。欠席の多い学生には従来より辛い評価をする方針。思考の土台である知識を重視する。もし宿題に小論を課す余裕が生じた場合は上記の割合を変更し周知する。 |
テキスト | 『2019年版 世界地図』(成美堂出版) |
参考文献 | 高校『世界史B』教科書・参考書。『日経キーワード2019-2020 500』。 個別の、あるいは専門的な内容の書籍は、講義の中で随時紹介する。 |
主な関連科目 | 総合教養講義b(メディア論)、政治と社会(アメリカ)(2017年度以前生はアメリカ研究Ⅰ)、国際政治英語 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
授業中の質問を歓迎し評価する。授業後も時間が許せば対応する。それ以外はまずメールなどで相談やアポの調整を。funatsu@shudo-u.ac.jp |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
法学部国際政治学科(C群) | - | 2011~2016 | 2・3・4 |
法学部国際政治学科(C群) | FLIP20311 | 2017~2017 | 2・3・4 |